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株式会社エフテック 亀山事業所

各種エネルギーの消費動向を時間単位で詳細に把握

稼働後のシステムは、同事業所のエネルギー管理において数々の成果を挙げています。特に重要なポイントとなっているのが、これまで月単位で集計されていた各種エネルギーの消費動向が、時間単位で把握できるようになったことです。

「例えば、生産が休止している時間帯なのにどこかでエアが消費されているとか、突発的に電力消費量が跳ね上がることがあることも明らかになりました。これは、月単位での集計では決して捉えることができなかったでしょう。起こっていることを認識し、直ちに必要な対処を行うことで、これまで気づかないところで発生していたエネルギー消費のムダが確実に解消されてきています」(前田氏)

「画面の見やすさも、担当者からは非常に好評です。各生産ラインにおける電気、ガス、エアの消費状況がグラフなどにより分かりやすく示されるほか、汎用アプリケーションのような操作性で誰にでも容易に使いこなすことができます。また、ネットワーク環境さえあればどこからでもアクセスできることも大きなメリットです。既に本社側の環境プロジェクトの担当者が、Web経由でこのシステムにアクセスし、必要な情報を閲覧して管理業務に役立てており、改正省エネ法に向けた対応においても大いに威力を発揮してくれるものと考えます」(神氏)

今後、亀山事業所では当初の予定どおり、今回のシステムを生産側の稼働監視とも連動させながら、生産ラインや製品原単位でのエネルギー消費量の把握という要求も満たしていくことになります。さらにEneSCOPEを活用し、同事業所の省エネシステムや改善活動を外部のお客さまにも見ていただくオープンハウスも開催されました。

「そうした仕組みが整備でき次第、エネルギー管理担当者だけではなく、製造現場の担当者にも画面を通じて情報を"見せる化"していきたいと考えています。それによって、製造現場での省エネルギーに対するモチベーションが喚起され、ムダ解消に向けた取組みをさらに加速させていけるものと考えています。今後は、今回の情報可視化の先にある、さらに一歩踏み込んだ省エネ対策についての提案を大いに期待しています」(若林氏)

用語解説

※ 改正省エネ法
従来の「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(通称:省エネ法)を改正し、2010年4月に本格施行された法律。エネルギー使用量の把握と管理の対象が工場や建物単位から、事業所を統括する企業全体に拡大されていることが特徴。

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2010年07月号に掲載されたものです。