下田温泉株式会社
| Page1. | トラブル対応の迅速化を念頭に集中監視の実現に向け舵を切る |
| Page2. | 将来にわたる大きな安心感がパートナー選定の決め手 |
| Page3. | 東日本大震災に伴う計画停電にもスムーズかつスピーディに対応 |
| Page4. | お客さま紹介 |
集中監視システムの導入により、
伊豆半島南部に点在する源泉から下田の温泉地へ安定した送湯を支援

下田温泉・海遊の足湯
恵まれた自然環境と数々の史跡を擁する日本有数のリゾート地、静岡県下田市。中でも、重要な観光資源となっているのが豊富な湧出量を誇る温泉です。市街地への引湯など、温泉の管理を一手に担う下田温泉株式会社では、送湯配管の正常な運転を日夜継続するため、集中監視システムを導入。その結果、スムーズかつスピーディなメンテナンス対応が可能となり、温泉の安定供給に貢献しています。
トラブル対応の迅速化を念頭に集中監視の実現に向け舵を切る

Harmonasの監視端末に加え、事務所にいる
メンバー全員で情報共有するために
50インチのディスプレイが設置されている。
警報発生時には、現場に出向いている
社員に状況を伝えることができるように、
全社員が操作できる体制を整えている。
そんな下田温泉の市内山間部に散在する源泉から市街地への引湯(いんとう)を一手に引き受けているのが下田温泉株式会社です。現在では、計14の源泉から湧き出る温泉を市内のホテルや旅館、公衆浴場、さらには個人宅など約600軒に供給しており、管理する送湯配管の総延長は41kmにも及びます。配管の多くは塩化ビニールやFRP(繊維強化プラスチック)などの樹脂製が利用されていますが、樹脂自体の劣化に加え、中を流れる温泉の圧力や温度の変動によって配管が割れるなど、破損や漏湯のリスクを抱えています。
「今まで、伊豆半島先端部分の半径5km圏内に敷設した送湯配管の運用状況は本社に設置された圧力計による計測値により判断していました。また、湯量が減っている、温度が下がっているなどの情報を利用者から受けると現場に従業員が赴き状況把握して対応を行ってきました。そんな中、効率よく運用・監視を行うために考えたのが、かつて私が従事していた石油プラントの運転・制御で採用されている集中監視システムの仕組みを、温泉の送湯に適用できないかというものでした」(石川氏)
そこで2009年から全国の温泉地にある同業他社設備の調査を開始。実際に集中監視システムを導入して成果を上げている事例があることを知り、システム導入に向けて舵(かじ)を切ることになりました。
この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2012年01月号に掲載されたものです。