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株式会社 サンリオピューロランド

全天候型テーマパークに快適と省エネをBEMSが提供

(C) 2004 SANRIO CO.,LTD (C) 2004 SANRIO CO.,LTD

(C) 2004 SANRIO CO.,LTD

サンリオピューロランドは、1990年(平成2年)12月に開園した日本初の全天候型テーマパークです。ハローキティやシナモンフレンズらのサンリオの人気キャラクターによるライブショーやアトラクションを中心に、子供も大人も一緒に楽しめるエンターテインメントを提供する同施設は、多摩センター駅前という立地条件の良さも手伝い、年間130万人のお客さまを迎える人気スポットとして各方面の関心を集めています。

サンリオピューロランドでは、安全で快適な環境をお客さまに提供することはもちろん、その上で企業の社会的責任とされている省エネ活動などの地球環境の負荷低減にも積極的に取り組んでいます。省エネ法の施行により、第一種エネルギー管理指定工場への指定を受けていることもあり、社員1人ひとりの省エネに対する意識も高まっていると聞きます。

「できることを確実に、ということで、電気のこまめなON/OFFはもちろん、施設のライトアップ装置を外界の明るさに応じて自動点灯化させたり、熱源水ポンプや空調設備の制御を自動化するなど、細かな改善を積み重ねる地道な省エネ活動を心がけてきました」(平沼一雄氏)

このように、規模の大小を問わず積極的な省エネ活動を展開する一方で、開園から14年を経過した中央監視装置や各種設備の老朽化という問題も表面化しており、エネルギーのロスやメンテナンスパーツの生産中止など設備そのものの改修も必要になってきたといいます。しかし、設備の改修はコストがかかるということもあり、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO=New Energy and Industrial Technology Development Organization)の国庫補助金制度を利用した監視設備の省エネルギー化改修を決定しました。中央監視システムにsavic-net™EV model 30を採用し、BEMS(Building Energy & Environment Management System)の導入によるエネルギーと環境の管理を実現しました。さらに、施設管理業務の効率化のためにBMS(Building Management System)も導入しています。

「サンリオピューロランドは屋内型施設のため、入り組んだ場所やアトラクションの行列ができたときの室温管理が難しいという問題があったのですが、この課題も改修によって解決でき、より快適になっています。もちろん、省エネ効果も出ています。猛暑といわれた2004年(平成16年)の夏のピーク時電力量で約4%を削減でき、契約電力量の見直しによるコスト低減効果が得られました」(平沼氏)と高く評価しています。

さらに、今回の改修ではボイラー設備の遠隔監視化と構内PHSを導入し、業務環境の改善にも取り組んでいます。ボイラーの遠隔監視化は、中央監視システムでの一元管理化を実現すると共に、ボイラー技師の労働環境の改善にもつながったといいます。また、構内PHSについても、中央監視システムが発令する警報を自動的に転送できる仕組みを内線機能に付加しました。

「今までは各現場のインターホン以外に連絡手段がなかったのですが、今では移動中でも連絡が取れるようになり、急ぎの業務にも円滑に対応できるようになりました。また、警報も自動転送されるので、当直中に見回りに出るときも、警報のことを気にかけることなく中央監視室を留守にでき、業務に専念することができます」(平沼氏)

また、同社は今回の改修を機に、自社の運用・監視ノウハウを蓄積し、社員のスキルアップを実現していきたいといいます。

「山武は、計装や制御に関する豊富なノウハウがあるだけでなく、私たちと共に課題解決に取り組むという姿勢も持ち合わせており、経験やノウハウの吸収を考えていた私たちにとってこの上ないパートナーでした。次年度からはメンテナンス契約も結ぶ予定ですが、それらのサービスを通して積極的にスキルを吸収していくつもりです」(平沼氏)

※2012年3月以前の情報は、旧名称が使われているケースがあります。ご了承ください。
この記事は「Savemation(セーブメーション)」(現:azbilグループPR誌「azbil」)の2005年01月号に掲載されたものです。