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リゾ鳴尾浜

市民の娯楽・健康施設の質向上をtems™導入により実現

屋内プール

屋内プール

水着で一年中入れる天然温泉「かもめの湯」

水着で一年中入れる天然温泉「かもめの湯」

リゾ鳴尾浜は、甲子園球場南東の海沿いに展開する鳴尾浜臨海公園に建設された海浜型リゾート&スポーツ施設です。西宮市と阪神電気鉄道株式会社を中核とする第三セクターとして設立された株式会社 鳴尾ウォーターワールドが運営しています。

「この施設は、隣接する清掃処理センターの余熱を有効活用し、市民のための娯楽・健康施設として建設されたものです」(中島専務)

その清掃処理センターが、1995年(平成7年)1月17日の阪神・淡路大震災による被害もあり、1997年(平成9年)に稼動停止となり、同施設ではバックアップ用ボイラーによるエネルギー供給を余儀なくされ、エネルギーコストへの取組みが大きな課題となってきました。そこで、開設以来BA(ビルディングオートメーション)設備のメンテナンスおよび遠隔監視をBOSS-24™のサービスで担ってきた山武に課題を投げかけ、tems™(Total Energy Management Service)ブランドで山武が提供するESCO(Energy Service Company)サービスを通してこの課題の解決を図りました。そこで目指されたものは、省エネルギーの追求、電力デマンド契約値低減によるコスト削減、海浜環境で稼動負荷が高く老朽化の早かったFCU(ファンコイルユニット)の更新による利用者への高いIAQ(インドア・エア・クオリティ)の提供だったといいます。

「市役所の職員だったころから、設備に対する山武のサービスを通し、そのBA技術や経験に対する高い信頼感を持っていました。また当施設においても、BOSS-24™を通して設備に対する深い知識があるという安心感があり、今回のtems™導入に至ったものです」(細谷常務)

リゾ鳴尾浜におけるESCOサービスは、シェアードセービング方式と呼ばれるものです。ろ過ポンプ変流量制御や冷却水流量制御などをインバータ制御することによってエネルギー削減を行うと共に、蒸気バルブのオーバーホールによって蒸気漏れをなくし、コストの削減を図りました。そこで削減された経費を、課題であった全FCUの更新に充当し、省エネルギー効果と快適な空調環境の実現を果たしたのでした。

「冷房が十分効果を発揮しないところから、FCUの更新は以前から検討課題でしたが、第三セクターという事業形態上、施設や設備に対する予算編成が難しかったのです。しかし、ESCOによって、省エネルギー・省コストを通して設備更新までが行えることで、当施設単独の計画として実行することができました」(細谷常務)

設備の老朽化などにより、電力消費量が増加し、電力デマンド契約値を超えてしまい、違約金を支払う事態もありました。そこで契約値引き上げという対応を図りましたが、ピーク時以外も高い契約料金を払い続けなければならずコスト増を招いていました。しかしFCUの更新とインバータ制御を導入した結果、契約値以下で十分快適な冷房が果たせるようになり、電力デマンド契約値を引き下げ、かつ電力量の削減により、通年の電力料金を大幅に削減することができました。

「当社では、水道料金の削減およびお客さまの快適性向上のため、地下水を逆浸透膜でろ過することにより、安全・快適・潤沢な水を提供しています。また、今回のtems™導入は、2004年(平成16年)春からですが、夏の猛暑にも十分な冷房効果を発揮し、1つのクレームもなく快適な環境を提供することができました。さらにお客さまの快適性向上を、料金に跳ね返さずに実現できたことで、現在の結果に十分満足しています」(中島専務)

※2012年3月以前の情報は、旧名称が使われているケースがあります。ご了承ください。
この記事は「Savemation(セーブメーション)」(現:azbilグループPR誌「azbil」)の2005年02月号に掲載されたものです。