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熊本日日新聞社

3棟のBA統合化を果たし省エネルギー化と省力化を推進

午後1時すぎより夕刊の印刷がスタート

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熊本日日新聞社は、経済産業省・九州経済産業局の講演会を通して省エネルギー手法に対する知見を深め、2004年(平成16年)度のNEDO(New Energy and Industrial Technology Development Organization=新エネルギー・産業技術総合開発機構)の省エネルギー対策事業に応募しました。その結果、熊本県で初の選定(BEMS部門)を受け、1/3の補助金導入による全社の空調システム更新事業を行いました。県内のオピニオンリーダーとして、省エネルギー対策による環境課題への取組みを示したものだったといえます。

省エネルギー対策事業にはさまざまな取組み方がありますが、同社では、ビルの空調・熱源設備などの各種エネルギー消費機器を効率的に運用・制御するためのシステムBEMS(Building and Energy Management System)事業で導入支援事業に応募し、NEDOより選定されています。

「この応募に際し山武に協力依頼したのは、20年以上にわたってわが社のBAシステムに誠実にかかわってくれたこともありますが、何よりBEMSのエキスパートであること、省エネについての知識や経験が豊富であることでした」(総務部 濵﨑部次長)

同社には築24年、13年、7年と、社の発展に伴って建設された経年数の異なるビルが3棟あります。これら建物のBAシステム統合化を含めた更新事業は5年かけて進める計画で、今回は、まずBEMSの導入によって消費エネルギー情報の統合化を目指したといいます。今後、熱源、空調機などについて年次ごとの予算に合わせた更新が計画されています。

「いわゆる元請けとして山武を指名したのには大きな理由がありました。それは今後活用するシステムを、次代を担う若いメンバーからの声を集めてボトムアップで構築することを考えていたことです。そのためにもBEMS導入に経験豊富で、さまざまなプランニングに直接応えてくれる事業者が欠かせませんでした」(技術管理部 上野部次長)

2005年(平成17年)7月に正式稼動したシステムでは、山武のネットワークBAシステムsavic-net™EV model30が導入されると共に、熱源周りのインバータシステム導入、同社が求めた運用面における新たなプログラム構築によって当初の目的である統合化、省エネルギー化、省力化の3つの目的を達成しています。試運転段階の5月と6月で削減率8~11%を達成し、NEDOに申請した目標値の6.9%をすでにクリアしている状況で、今後もエネルギーコスト面での大幅な改善が期待されています。

「われわれの提出した課題に、山武は十全な解決を図ってくれたと喜んでいます。そこで今後は、この新たなシステムで蓄積されるデータについて、山武の長い実績と高度なノウハウによる分析を踏まえて、さらなる次の展開を提案してくれることを期待しています」(上野部次長)

また同社では、savic-net EV model30のオプション機能であるNBS(Network BA Server)のユビキタス監視機能を生かし、故障警報などを携帯端末などにメール送信する機能を活用して、さらなる運用面での効率化を検討しています。

※2012年3月以前の情報は、旧名称が使われているケースがあります。ご了承ください。
この記事は「Savemation(セーブメーション)」(現:azbilグループPR誌「azbil」)の2005年10月号に掲載されたものです。