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日本橋三井タワー

日本橋三井タワーを含む複数建物の入退室を1枚の非接触ICカードで効率的に管理

日本橋三井タワーは東京・日本橋地区のランドマークとして、また地域活性化事業の一貫として2005年(平成17年)7月に竣工しました。同年10月には三井記念美術館と日本橋三井タワーショップ&レストランが、12月にはホテル「マンダリン・オリエンタル・東京」がオープンし本格的に稼働しました。この日本橋三井タワーは、東京都が歴史的建築物の保存と個性豊かな都市景観の形成を目的として創設した「重要文化財保存型特別街区制度」の第一号指定を受け、1929年(昭和4年)に竣工した三井本館(重要文化財指定)の保存と地域開発の両立をコンセプトに建築された超高層建物です。

「本建物は、三井不動産のビルディング事業におけるフラッグシップとして位置付けられています。日本橋地域に新たな魅力を付加するために、最新鋭のオフィス機能に加えて文化施設も併設しています。こうした不特定多数のお客さまを迎えることを前提とした安全性と利便性の双方を高い次元で実現するセキュリティシステムの設置が主要なテーマの一つでした」(入江主事)

日本橋三井タワーのセキュリティシステムは、5社によるコンペを経て山武のシステム提案が採択され、セキュリティ専用監視装置savic-net™ ssEVと非接触ICカードリーダ、非接触ICカード対応鍵管理ボックスを利用したセキュリティシステムが導入されています。

「セキュリティシステムの選定は、非接触ICカードによるシステムを基本とし、営業と施工、運用・サポート体制に加え、非接触ICカードによる出退勤管理や電子マネー対応などの付加機能への対応力も評価対象としました。特に、不特定多数のお客さまに対応するための効率的で柔軟なセキュリティシステムの提案など、多岐にわたる項目を総合的に評価するとともに運用面での実績に期待して採用しました」(入江主事)

三井不動産では、日本橋三井タワーを訪れる方々を一般来場者とオフィスエリア利用者、ホテル関係者、そして、建物管理スタッフとに分け、それぞれが行き交える場所を明確にして管理するというゾーンセキュリティという考え方でセキュリティをとらえているといいます。

「今回導入を検討していたシステムでは、日本橋三井タワーだけでなく、連絡通路で連結している三井本館と二号館、別館の3棟を同一のセキュリティエリアとして共通の非接触ICカードで管理することも要望として挙げていました。山武から提案を受けたプランは規模の大きさと複数のゾーニングのどちらにも十分対応できており、その順応性も高く評価しています」(入江主事)

こうしたゾーンセキュリティへの対応もエレベータの不停止制御やエレベータホール入り口やオフィスフロアに設置された非接触ICカードリーダによる入退室管理との組み合わせにより実現しており、4つの建物への入退室管理を1枚のカードで可能にしています。さらに、これらの入退室管理と空調・照明設備とを連動させることで、最終退出時には自動的に空調や照明をオフすることも建物機能として提供しており、省エネルギーに大きく貢献しています。

「オフィスエリアのセキュリティシステムについては、テナントのお客さまが使いやすいように個別にカスタマイズできるようになっており、もちろん、日本橋三井タワーが提供する非接触ICカードとの兼用も可能です。こうした個別対応を可能にしている一方で、日本橋三井タワー全体の運営の調整にも柔軟に対応できる点も評価しています。また、今回のような大規模システムを運用するときには往々にして初期トラブルに見舞われることが多いのですが、今回はそれらしい大きなトラブルは発生していません。この安心感こそが山武の実績に期待するところであり、ノウハウだと実感しています」(入江主事)

※2012年3月以前の情報は、旧名称が使われているケースがあります。ご了承ください。
この記事は「Savemation(セーブメーション)」(現:azbilグループPR誌「azbil」)の2006年07月号に掲載されたものです。