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社会福祉法人 翠松会 特別養護老人ホーム 伸幸苑

熱源改修を核に設備をリニューアル 高齢者の"生活の場"の快適性を確保

社会福祉法人 翠松会 特別養護老人ホーム 伸幸苑
右下:職員のための苑内託児室

「すべての日常生活がホーム利用前の生活の延長線上にあるように」を理念に掲げ、地域に根ざした福祉の総合施設を目指すとともに、高齢者の在宅ケアにかかわる事業にも力を入れている、特別養護老人ホーム 伸幸苑。熱源・空調機器の最適運転の実現と故障時のバックアップ体制確立、光熱費などのコスト削減、環境対策などを念頭に、熱源改修を核とした設備のリニューアルを実施。利用者が常に快適に過ごせる環境の実現に加え、大幅なエネルギー使用量の削減にも成功しています。

快適な"生活の場"を維持する建物内の環境管理が重要

1階事務所に設置されたITVシステム。入居者に異変が起こった際には、ITVで記録した画像データを確認することで状況を詳しく把握することができる。さらに1階事務所内に設置されているので職員の目が施設内に行き届く。

1階事務所に設置されたITVシステム。入居者に異変が起こった際には、ITVで記録した画像データを確認することで状況を詳しく把握することができる。さらに1階事務所内に設置されているので職員の目が施設内に行き届く。

建物屋上に設置された8台のGHPエクセルチラーとマイクロコージェネ。GHPエクセルチラーは通常時8台で最適運転を行い、故障時にはバックアップ運転を行う。マイクロコージェネは、排熱を風呂などの給湯に利用している。

建物屋上に設置された8台のGHPエクセルチラーとマイクロコージェネ。GHPエクセルチラーは通常時8台で最適運転を行い、故障時にはバックアップ運転を行う。マイクロコージェネは、排熱を風呂などの給湯に利用している。

兵庫県南東部に位置する伊丹市にあって、地域との共存を目指す総合福祉施設として1997年4月に設立された特別養護老人ホーム伸幸苑(しんこうえん)。地上4階建ての施設内には、特別養護老人ホームをはじめ、ケアハウス、デイサービスセンターなどが備えられています。

「利用者には喜怒哀楽を自由に表現できる自然な生活を送っていただきたいと考えています。笑うこともあれば怒ることもある、泣くことも自然にできる普通の日常生活です」(松下氏)

施設での高齢者ケアのほかにも、ホームヘルパー派遣事業などの在宅ケアにかかわる事業にも注力しています。また、職員のための苑内託児室も併設しています。

伸幸苑では1997年の建設時に、高齢者の"生活の場"である建物の施設管理の効率化を目的に山武の建物管理システムsavic-net™10を導入。さらに1年後には、山武のメンテナンスサービス及びBOSS-24™※1を利用した遠隔監視・制御を開始し、日常の設備管理・保守にかかわる業務をすべて山武が担当する体制を取りました。

「山武のサービスの活用で、常に利用者の快適性を維持できる体制を目指していたのですが、そもそも建設時に設置された熱源設備には、当初から不安を感じていました」(松下氏)

伸幸苑の熱源設備は、ガス吸収式冷温水発生機を1台利用した集中熱源方式を採用していますが、ある年の年末に、熱源設備の故障が起こり建物内の空調が止まるという事態になりました。寒い時季の熱源設備の故障は、高齢者にとっては命にかかわることにもなるため、故障時のバックアップ体制の構築が急務となっていたのです。

※2012年3月以前の情報は、旧名称が使われているケースがあります。ご了承ください。
この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2010年02月号に掲載されたものです。