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The Energy

インドネシア初のインテリジェントビルで、エネルギー消費量を計画時の半分に削減

The Energy

インドネシアの巨大企業グループの1つであるMedcoグループ本社として、建設されたインドネシア初のインテリジェントビル「The Energy」では、山武の現地法人アズビル・ベルカ・インドネシアが統合型ビルディングマネジメントシステム(IBMS)の導入・構築を行いました。その結果、ビル全体のエネルギー消費量を計画段階の半分に削減することに成功しました。

グループのランドマークビルでエネルギー消費量削減を目指す

世界第4位、2億3000万人の人口を持つインドネシアでは「経済と環境の共存」を目指して、早くから環境保護を視野に入れたエネルギー政策に取り組み、2007年8月には省エネ法を制定、現在は関連法令や制度の策定作業が進められています。

同国でトップクラスの売上規模を誇る企業グループがMedco(メドゥコ)グループです。1万人の従業員を擁する同グループの事業は石油と天然ガス、発電所、エタノール燃料製造などのエネルギー分野のほか、不動産、ホテル、銀行など非エネルギー分野まで多岐にわたります。その中で不動産事業を担うPT. API METRA GRAHA(アピ メトラ グラハ)は、ジャカルタ市内に分散していたMedcoグループの各オフィスを、1カ所に集約することで通信費や輸送費を削減したいと考え、第1号プロジェクトとしてジャカルタ市内に建設したのが地下5階、地上43階、延床面積約6万5000m2のインテリジェント・オフィスビル「The Energy」です。

「2011年にはグループ企業すべてが入居し、グループのランドマークとして、国内及び海外のすべての拠点を高速のネットワークで結んだ司令塔の役割を果たす予定です」(ユーユン氏)

The Energyを建設するに当たり、同社が目指したコンセプトは「Intelligent Workspace」。インターネットや無線LAN、電話などの情報通信技術システムとセキュリティやCCTV※1、エアコン、照明、駐車場や会議室予約管理などの設備関連システムを1つのIPバックボーン※2でつなぎ、世界中の拠点と結んで、ダイナミックにビジネスを展開するための機能を備えたインテリジェントビルです。このコンセプトを推進する中で課題になったのがビル全体の消費エネルギーのモニタリングとその管理です。

「エネルギー価格の高騰もあり、The Energyでは消費エネルギーを管理し省エネルギー化を図ることを大きな目標にしました。電気の供給やエレベータなどの設備利用を制限することなく、快適にオフィス活動が行えなくてはなりません。そこで、設備関連システムを統合管理することが可能な統合型ビルディングマネジメントシステム(IBMS※3)を導入し、各設備の運用を1つのシステムで管理し、使用電力量をはじめとする消費エネルギーをモニタリングすることで省エネルギー化を目指しました」(ユーユン氏)

※2012年3月以前の情報は、旧名称が使われているケースがあります。ご了承ください。
この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2010年07月号に掲載されたものです。