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日本医科大学 千葉北総病院

運用・設備の両面からの施策により、省エネルギー対策が飛躍的に前進

日本医科大学千葉北総病院では、
2001年に全国で初めてドクターヘリを導入。
ヘリの基地として千葉県全域の緊急医療をカバーしている。

千葉県における基幹病院として、高度で良質な医療サービスにより住民の健康を支える日本医科大学千葉北総病院。同病院では、NEDO及び環境省の省エネ対策事業にかかわる補助事業の活用により、BEMSの導入と熱源設備の改修を中心に省エネ施策を実施。消費動向の詳細な可視化と、消費エネルギーの大幅な削減を実現しました。

運用による対策だけでは省エネ効果に限界

エネルギーセンターのオフィスに設置されたBEMS(savic-net FX)

エネルギーセンターのオフィスに設置されたBEMS(savic-net™ FX)

東京都心から約40㎞に位置する千葉県印旛地域。周囲を利根川、印旛沼、手賀沼に囲まれ、水と緑に恵まれたこの地に、日本医科大学が医療学園都市構想「INBA-HITEC」の中核施設として1994年1月に開院したのが日本医科大学千葉北総病院です。開院以来、循環器疾患、脳神経疾患、がん治療、災害医療を含む救急医療などの高度医療を中心に地域医療に貢献してきました。

また同病院は、地域の救急医療のさらなる拡充を目指し、2010年4月からはドクターヘリに加え、ラピッドカーなどを導入し機能の充実を図っています。

「当院は、2009年に日本医療機能評価機構による『病院機能評価』※1の認定を受けています。数ある病院機能に関する評価項目の中でも、環境対策は重要な項目の1つであることに加え、当院は第1種エネルギー管理指定工場に指定されているといった背景もあり、省エネ対策は以前から大きなテーマとなっていました」(石井氏)

従来、同病院における省エネ対策は、空調の運転時間の最適化を図ることやムダな照明を消すなど、主に運用面での施策が中心でした。しかし、病院は人の命を預かる現場としてエネルギーが多く使われる傾向があるのに加え、新たな高度医療機器の導入などを背景に、2005年ごろからは、要求されるレベルの省エネルギーを達成するために、これまでの運用面での対応だけでは難しい状況となってきていました。

「そこで当院では、開院以来稼働してきた中央監視装置が更新時期を迎えていたことを契機に、BEMSの導入による運用管理の拡充を図るとともに熱源設備においては省エネ機器を採用するなど、設備面での省エネ施策を積極的に展開していくことにしました。新たな設備投資が難しい中で施策の実施に当たっては、NEDOの『住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業(BEMS導入支援事業)』をはじめとした、省エネ補助事業の活用を図りました」(藤岡氏)

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2010年08月号に掲載されたものです。