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公益財団法人 東京都保健医療公社 荏原病院

既設病院でのパンデミック対応病床構築に高速バルブによる室圧制御が貢献

公益財団法人 東京都保健医療公社 荏原病院

東京都保健医療公社 荏原病院では、都が推進するパンデミック対策の一環として、既存病棟を活かしたパンデミック対応病床の構築に取り組みました。通常時、一般病棟として利用しているフロアの一部の空調をコントロールすることで「感染症緊急対応病床」を実現。ウイルスが対象の病棟以外に流出することを防ぐ仕組みを導入し、スムーズな感染症緊急対応病床への移行と患者・医療スタッフの安全・安心を確保する体制を整えました。

新型インフルエンザの流行を契機に感染症緊急対応病床の整備を図る

東京都大田区の閑静な住宅街に位置する荏原病院。1934年から現在の場所で診療を開始し、地域の中核的な総合病院として長く親しまれてきました。現在、同病院では506床を擁しており、住民の医療を支えるという重要な役割を担っています。もともと伝染病院として開設されたという経緯もあり、感染症の患者数は全国一。感染症医療の分野では国内でも有数の実績をもっていることでも知られています。

2009年の春に、メキシコで発生した新型インフルエンザが、瞬く間に地球規模で流行した際、世界保健機関(WHO)では世界的流行病(パンデミック)であることを宣言し、各国に警戒を呼びかけました。わが国でも多くの人々が新型インフルエンザにかかりましたが、これに対し東京都では、発熱相談センターを立ち上げて都民からの相談に24時間態勢で応じるとともに、都内の全保健所や感染症指定医療機関などへの抗インフルエンザウイルス薬や防護服の配備、あるいは一般の患者との接触を防ぎながら感染者を診察する発熱外来を都内67カ所に設置するなどの対応を取り、感染拡大の防止に努めました。

その一方で、医療体制の強化・拡充を念頭に、東京都保健医療公社が運営する2つの病院において、新たに「感染症緊急対応病床」を整備することを決定。その一つに指定されたのが、感染症の分野で常に先進的な取組みを行っている荏原病院でした。

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2013 Vol.1(2013年02月発行)に掲載されたものです。