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熱塩温泉 山形屋

空調熱源設備を最新機器へ更新。省エネルギーとコスト削減の実現を目指す

熱塩温泉 山形屋

福島県喜多方市の奥座敷として知られる熱塩(あつしお)温泉で営業する山形屋。同旅館では、17年にわたって施設内の空調を賄ってきたガスヒートポンプの老朽化に伴う更新を実施しました。最新の省エネ機能を備えた機器への更新による電気消費量、ガス燃料消費量の大幅削減で、省エネルギー、ランニングコスト低減の両面での効果が期待されています。

空調設備の老朽化更新に際し、省エネルギーを要件に据える

蔵とラーメンの街として知られる福島県喜多方市街から山形県境に向けて約10㎞の緑深い山のふもとに位置する熱塩温泉。その名称は、太古、現在の会津盆地にまで入り込んでいた日本海の海水が地面に浸透し、それが地熱で温められて塩辛い熱湯が湧き出たことに由来するといわれます。

熱塩温泉の入り口に位置し、客室数42室、収容人数180名という規模を誇る大きな宿泊施設が山形屋です。同旅館では、「一流の田舎」をキャッチフレーズに、地域の誇れる文化でお客さまをもてなし、地元で盛んな有機栽培の農作物を、心を込めて調理して振る舞うというホスピタリティにあふれるサービスを提供しています。2011年の東日本大震災に起因する福島原子力発電所の事故が起こった直後には、避難地域の人々を入湯料のみで受け入れるという支援をいち早く実施。さらに同年4月以降は県指定の避難所として、避難区域に住んでいた人々を数多く受け入れるなど大きな貢献を果たし、地元、さらには県外からも高い評価を得ました。

1995年に来館客の増加に対応するため、その規模を従来の2倍に拡大するという大がかりなリニューアルを実施しました。そのときに増設、新築された施設の空調設備の熱源としてガスヒートポンプを採用し、以来、計9台の機器を稼働させてきました。

「稼働以来17年が経過し、そろそろ機器が老朽化してきており、中には耐用運転時間に迫っているものもありました。そこで、設備の更新を検討することになったのですが、どうせ置き換えるなら省エネルギーに貢献するものにしたいと考えました」(瓜生氏)

山形屋は、2007年にソーラーパネル80台を利用した太陽熱温水器を導入し、館内の給湯をクリーンエネルギーによって賄うなど、以前から省エネルギーに積極的に取り組んでいました。

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2013 Vol.2(2013年04月発行)に掲載されたものです。