2011年度の取組み

アズビル京都株式会社での省エネ取組み

アズビル京都は、電磁流量計や水道メーターなど流量計測機器の中核を担っています。日本国内および世界各地で使用される工業用・空調用・水道用の電磁流量計、水道メーター、積算熱量計の製造のほか、国内最大規模の実流校正装置を備えています。2010年1月に、電磁流量計の校正サービスをazbilグループ以外の製品にも拡大する体制となり、エネルギー使用量の増大が見込まれたため、当初より電力・エアー・ガス・水の”見える化”システムの導入を含めた様々な省エネ施策の検討を進めてきました。

“見える化”による運用の改善

アズビル京都(株)での省エネは「運用による改善」を軸に取り組んでいます。2011年度は、各生産工程のリーダーを中心に現場の作業員全員で検討し、工程ごとに具体的な改善目標を立てて運用の側面からの省エネ施策を実施しました。様々なアイデアを試行錯誤しながら進める上で、アズビル(株)のエネルギー管理・解析システムEneSCOPE、電力需給最適化支援パッケージENEOPTpersを用いた「電力使用量の見える化」は、施策の効果を効率よく検証することができ、すぐに次の施策に活かすことができます。工程ごとの地道な取組みの積み重ねが大きな成果となり、2011年度は、前年度比13%のCO2排出量削減につながりました。 “見える化”により取り組んだ運用改善では、実流校正装置で使用する大量の水を汲み上げる揚水ポンプの稼働時間の見直しも行いました。その結果、電力需要のピークカットにもつながり、契約電力を見直すことで大幅なコスト削減も実現できました。
2012年度は、「運用による改善」に継続的に取り組むのはもちろんのこと、設備の改善も視野に入れて省エネ施策を進めていきます。

揚水ポンプの運用改善

藤沢テクノセンターでの節電の取組み

照明制御オペレーション

神奈川県に位置する藤沢テクノセンターは、在籍従業員数約1,800名の主要事業所です。節電対策においても重要な拠点として捉え、建物特性に応じた節電対策を行いました。特に従来“見える化”が進んでいた建物では、節電の重要項目である「ピークシフト」、「電力デマンド制御」、さらに「居住者参加型の節電対策」など独自の視点を盛り込みました。ピークシフトへの取組みとして、就業時間前の規制対象時間外に建物全体を予め冷房(予冷)し、規制対象時間内は夜間電力を利用した氷蓄熱での単独運転に切り替えて最大電力使用時間帯を規制対象時間外へシフトしました。また、気象予報を加味した独自の予測技術により、予冷は必要最小限としました。さらに、「照明を消せば室内温度設定が下がる」というインセンティブを付与した制御を導入し、室内環境を居住者が主体的に作る居住者参加型の節電も試みました。
これらの取組みの結果、当該建物では規制対象期間において最大電力をすべての営業日で40%以上削減、藤沢テクノセンター全体でも約30%削減と、目標を大きく上回りました。


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