製品での環境取組み事例

従来機種からの体積比50%を実現した「小型デジタルマスフローコントローラ 形 F4H」

小型デジタルマスフローコントローラ 形 F4Hは、従来機種の応答性・制御性はそのままに、電気電子部品の製造装置や理化学分野の各種分析装置・培養装置などで必要とされる機能に絞り込むことで、従来機種から体積比を50%にし、省資源化につなげました。これにより、新設装置の小型化を支援し、スペースが限られている既設装置への設置も容易になります。

また、製造装置組込みに必要な耐ノイズ性の向上やマルチガス対応、汎用24V電源、4-20mA出力などの使いやすさを追求し、お客様のトータルコスト削減に貢献します。

F4H

製品の仕様については、計測/制御機器総合情報サイト「COMPO CLUB」をご覧ください

サファイア隔膜真空計での取り組み

マイクロマシニング技術などのazbil独自の技術開発により小型化を実現したサファイアセンサの採用で、製品の小型・軽量化を実現、省資源化で57.1%改善しました。さらに、センサの小型化が消費電力削減につながり、省エネ性が53.3%向上しました。 これらの取組みの結果、製品のLC-CO2も大きく削減することができました。

サファイア真空計

環境に貢献するアズビル(株)独自の製品開発「流量計測制御機能付アクティバル」

2009年に完成した流量計測制御機能付アクティバルは、バルブと一体型で流量計測を行うため、流量計や熱量計などの機器を追加することなく、空調機ごとのエネルギー使用量を可視化することでエネルギー管理の質を向上させ、さらに流量制御によって必要以上の流量供給を制御する省エネルギーを実現します。

同製品は、アズビル(株)藤沢テクノセンターへ100台を導入して実証評価が行われました。その結果、省エネルギー効果として搬送エネルギーの7%低減を確認しています。

アクティバルの外観

製品外観(左)と設置状態(右)

開発のこだわり
流量は、バルブで生じる差圧と、バルブの固有特性である容量係数(Cv)から求める差圧式流量計測で求められます。バルブで流量計測、といってもバルブの流れ環境は一般的な流量計測環境とは大きく異なるため、多くの開発要素がありました。
まず、バルブは曲がり配管の直後に設置される場合もあり、バルブの流入側で圧力分布が一定とは限りません。そこで圧力を平均化するポートを設けることで、計算上6.5%にもなる圧力計測の誤差を1%以下に抑えることに成功しました。
また、流出側もバルブの開閉によるバルブ内部の大きな流れの変化が圧力計測に影響します。バルブのボディ形状を工夫することで、流れの影響を受けない箇所を作り、安定した圧力計測を可能にしました。
さらにCvについては1年を超える実験から得られた膨大なデータを元に、任意のバルブ開度と差圧におけるCvの2次元テープルを作成するなどして、流量計測の精度確保を可能にしました。
なお、同製品は、環境アセスメント結果により環境配慮製品と認定され、自己宣言型といわれるタイプII環境ラベル「azbilグループ環境ラベル」を取得しています。
バルブで流量を計測するアイデアそのものは斬新ではありませんが、実際に製品化されたものはほとんどありませんでした。今回の製品開発では、数多くの新しい技術、アイデアや生産上の工夫が考案され、特許も多数出願しました。その結果、他社にはまねのできない付加価値を持った製品を開発できました。
本製品は、シリーズ製品の一部です。今後も環境配慮設計に留意しつつ、順次、流量計測機能を付加した機種を充実させ、建物空調のあらゆる場面に対応することで低炭素社会の実現に貢献していきます。