戸建住宅向け全館空調システムにVAV制御を搭載 - 部屋ごとの温度設定、大幅な省エネが可能に -

2016年11月8日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:曽禰寛純)は、1システムの空調機で家中を冷房、暖房、換気、空気清浄、除湿する戸建住宅向け全館空調システム「きくばり™*1sシリーズ(2016年8月発表)」に各居室の温度設定が可能となるVAV制御*2を搭載したシステムを、プレミアム仕様として今冬より販売を開始し、来春より納入を開始します。

きくばりsシリーズのVAV制御(可変風量制御 Variable Air Volume Control)の特長

【全館空調システムの快適性に加え、「更なる快適性」と「省エネ」を両立】

  • 部屋ごとにお好みの温度設定が可能。
  • 外出時や就寝時には、その部屋だけをecoボタンで省エネ運転に切替え可能。
  • 長期間、使用しない部屋は温調OFF*3が可能で省エネ。

今冬「きくばりsシリーズ」のプレミアム仕様として販売を開始する全館空調システムのVAV制御は、従来より*4も細かい「部屋ごと」の温度調節を可能にします。お客さまの好みで部屋ごとの温度設定を変更できるほか、ecoボタンや、温調OFFなどの機能を使うことで、当社でのシミュレーションの結果として約25%*5の省エネルギーが見込まれます。

VAVリモートコントローラ

VAVリモートコントローラ(各居室に設置する操作機)

VAV制御の販売開始の背景として、全館空調システムをご利用のお客さまの、さらなるニーズが「自室だけもっと冷やしたい」「部屋を使わないときには冷房を停止したい」など多岐に渡ることが挙げられます。当社では理想の空調は個人によって異なり、長年住み続けるなかで移り変わるものだと捉え、ご家族それぞれの生活スタイル、そして将来のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる全館空調システム向けのVAV制御を開発しました。

VAV制御の開発過程では、全館空調での知識・ノウハウに加え、ビルや工場など様々な分野で培った知見・技術を活用しています。例えば、現在の温度や設定温度だけでなく、過去の温度推移や変化の度合いも考慮して、最適な風量を計算し、制御しています。計測と制御を技術の基盤として、110年の歴史を歩んできたアズビルならではのアプローチで、戸建住宅用全館空調システムに、新たな顧客価値を創造しました。

VAV制御 設置イメージ

VAV制御 設置イメージ

きくばりsシリーズのVAV制御の仕組み

きくばりsシリーズのVAV制御の仕組み

戸建住宅用全館空調システム「きくばり」は、azbilグループが幅広い市場で高い実績を持つ環境制御技術・空気清浄技術を活かした製品です。居室はもちろんのこと、廊下や脱衣所も含めた「温度のバリアフリー」を実現できるので、快適なだけでなく、ヒートショックの原因となる住宅内の温度差の軽減にもつながります。また、近年多く報道されているPM2.5を99%除去*6する空気清浄能力を有するなどの特長があり、その快適性から1997年の発売以来、累計販売台数は7,000台を超えています。

当社は快適で健康な戸建住宅用全館空調システム「きくばり」の販売を通じて、azbilグループの企業理念である「人を中心としたオートメーション」の下、お客さまの「安心・快適・達成感」を実現するとともに、地球環境に貢献してまいります。

*1:「きくばり」はアズビル株式会社の商標です。
*2: VAV制御(可変風量制御 Variable Air Volume Control)。全館空調システム「きくばりsシリーズ」では、設定温度と室温の差を計測し、風の通り道の開閉を自動制御することで室内に流れる冷暖房の風量が変わります。
*3:温度調節の停止。部屋ごとに温調を停止しても空気循環(換気・空気清浄)は停止しません。
*4:従来は2つのエリアに分けてエリアごとの風量調節又は±2℃の範囲での温度設定が可能でした。
*5:シミュレーション条件:■住宅モデル:当社モデルハウス ■計算ソフト:AE-Sim/heat ■設定温度:VAVなし…全館を暖房20℃、冷房27℃60%RHで空調 VAVあり…住宅事業建築主の判断基準におけるルームエアコン運転スケジュールにしたがって空調(ただし非空調室は設定温度を空調室より2℃緩和、全館非空調時は空調OFF(換気のみ運転)とした) ■気象データ:拡張アメダス気象データ(神奈川県辻堂)■内部発熱:4.65W/㎡(顕熱のみ)■機器データ:sシリーズ4馬力、COPは定格値、送風消費電力 冷暖房時330W、換気のみ運転時80W
*6:換気等による屋外からの新たな粒子の侵入は考慮しておりません。PM2.5とは2.5㎛以下の微小粒子状物質の総称です。この全館空調システム(電子式エアクリーナ付)では0.1㎛未満の微小粒子物質については除去の確認ができていません。また空気中の有害物質のすべてを除去できるものではありません。32㎥(約8畳)の密閉空間での効果であり、実使用空間での結果ではありません。試験方法:日本電機工業会 自主基準(HD-128)判定基準:0.1㎛~2.5㎛の微小粒子物質を32㎥(約8畳)の密閉空間で99%除去する時間が90分以内であること。32㎥(約8畳)の試験空間に換算した値です。

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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