高度な力覚を持った次世代スマートロボットを開発 - 固くて柔らかな操作、大まかで精緻な動作 -

2017年11月27日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:曽禰寛純)は、独自の計測制御技術を活かした力覚*¹と視覚機能を持つ次世代スマートロボットを開発しました。このデモンストレーションを、11月29日より東京ビッグサイトで同時開催されるシステム コントロール フェア2017・計測展2017 TOKYOにて実施します。

■開発の狙い
今日、産業用ロボットは、生産ラインの自動化に広く活用されていますが、教示(ロボットに作業指示を行うこと)に複雑なプログラミングを要し、治具等の周辺機器の設置など、導入に一定の専門知識が必要で、立ち上げにも時間を要するという課題がありました。また、精密な位置あわせによる繰り返し動作は得意でも、大まかな指示で精密な動作を行うことや、柔らかな物を持つことは苦手でした。このような課題を解決するため、アズビル独自の計測制御技術を活かした次世代スマートロボットを開発しました。このロボットは、人の作業空間で安全に操作できるロボットで、従来型ロボットのように立ち上げに複雑な動作設定の必要がなく、作業動作をロボットに触れて動かしながらセッティングする"ダイレクト教示"が可能です。また、力加減を制御して柔らかな物を持つことや、大まかな指示でも精密な動作を行うことも可能となりました。これにより、人と協調して動作が可能な人協調型でありながら、同時に高い剛性*²と精緻な動作を実現しています。
固定された繰り返し作業の領域から、作業状態の都度判断や柔らかいもののハンドリングなど、従来のロボットが得意としなかった領域、ロボットに関する十分な専門知識を有しないお客さま、さらには工業用途を越えて、他産業分野へと利用領域が拡大していくことを期待しています。

■主な特徴

  1. 繊細なハンドリング
    力センシング技術により、柔らかいもの、傷つきやすいもののハンドリングが可能。
  2. 探り/ならい動作
    探り動作やならい位置合わせ機能により大まかな位置教示でも精緻な作業を実現。
  3. ダイレクト教示
    軽い力でロボットアームを直接操作でき、楽な教示作業が可能。
  4. 高精度衝突検知
    軽い接触力で停止することによる安全性向上。
  5. 画像認識
    画像による位置や形状の認識により、確実なハンドリングと作業を実現。

■主な用途
従来の産業ロボットでは適用が難しい自動化のアプリケーションや、作業者と協働して使われる精密組立の製造工程、食品や農作物のハンドリング、ロボットの専門家が不在で導入が困難であった中小企業における生産ラインなどを想定。

当社はazbilグループの企業理念である「人を中心としたオートメーション」の下、お客さまの期待に応える新たな技術を提供してまいります。

次世代スマートロボット

次世代スマートロボット

*1 物に触れたとき、物から受ける抗力についての感覚。
*2 物体に力を加えて変形しようとするとき,変形に抵抗する性質。

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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