製品紹介


風量制御コントローラ付きベンチュリーバルブ Infilex™VN

Infilex VNは、風量制御用コントローラ付ベンチュリーバルブです。特に研究施設や製造施設、病院などの風量・室圧制御要求にお応えします。
Infilex VNは、統合型BAシステムsavic-net™とLonTalk®プロトコル通信により、直接接続できます。これにより、ベンチュリーバルブが接続された局所排気装置や一般給排気の風量・状態の中央監視が行えます。
また、ラボ環境管理サーバと接続することにより、ユーザーの安全な施設利用・エネルギーの高効率利用をサポートします。

・圧力独立性機構
ベンチュリーバルブは、ダクト内の静圧変化に応じて、設定風量を保つため、自立式機械構造になっています。

・高速度応答
高速電動式アクチュエータを採用し、要求風量の変化に高速追従します。


特長
  • 応答速度1秒以内
  • ダクト内の圧力変動に影響されません。
  • 水平/垂直での取付可能(形番選択による)
  • 低騒音設計
  • 全製品を工場にて、キャリブレーション
  • 電源断時動作機能(オプション)

人検知センサ

人検知センサはヒュームフードの前にいる人の在/不在状態を検知します。
人がいるとき、人検知センサは風量制御用コントローラ付ベンチュリーバルブInfilex VNに通常状態、つまり通常風量が必要という信号を送ります。いないときには待機状態、通常より小さい排気風量でよいという信号を送ります。人の有無で排気風量を自動的に切り替え、省エネルギーをはかります。



ヒュームフードモニタ

Infilex VN専用の表示・操作器です。


特長
  • バックライト付きLCDに面風速演算値*1、または面風速設定値を表示します。
  • LEDにて、ヒュームフードの運転・警報状態を常時表示します。
  • 警報発生時には、音声とLCD表示により、お知らせします。
  • 緊急排気ボタンより、緊急排気運転を行います。
  • 省エネルギー運転状態の表示を行います。
  • 室内の明るさを検知し、サッシ開放による無駄なエネルギー利用を音声とLCD表示により、お知らせします。(サッシ閉め忘れ注意警告)

*1 ベンチュリーバルブの風量フィードバック値とヒュームフードのサッシ開度により、面風速を演算します。


サッシセンサ

サッシセンサはヒュームフードのサッシ位置を検知し、開口面積を求めるためのセンサです。ヒュームフードモニタ、Infilex VNと共に使用して、ヒュームフードの面風速を一定に制御します。



定風量ベンチュリーバルブ

定風量ベンチュリーバルブは、高精度、高速応答な風量制御装置です。
特に研究室やハザードルーム、クリーンルーム、動物実験舎、病院などの精度の高い給排気風量が要求されるアプリケーションにおいて、絶大なる効果を発揮します。
定風量ベンチュリーバルブは、ダクト内の静圧の変化に応じて、風量を一定に保つ自力式機械構造(圧力独立性機構)になっています。


特長
  • 応答速度1秒以内
  • ダクト内の圧力変動に影響されません。
  • ダクトの引き回しに風量が影響されません。
  • 水平/垂直での取付可能(形番選択による)
  • 低騒音設計
  • 全製品を工場にて、キャリブレーション(フィードバック付モデル)

ケージラックバルブ

  • 風量設定に対し、風量が一定になるように工場で正確にキャリブレーションされています。
  • 風量設定値を現場で簡単に調整することができ、必要に応じてケージラックの風量を変更することができます。
  • 自動的にシステムの静圧の変動に対応し、風量を一定に維持します。
  • バルブの操作に電気や空気は必要ありません。風量測定用プローブもありません。このため操作や設置が簡単で、保守の必要もありません。

動物飼育施設の風量制御は、常に細かいレベルで環境を安定させることが重要です。これには適切な室圧を維持しつつ清潔な空調空気を供給するとともに、汚れて暖かく湿気を含んだ空気を取り除くことが必要です。Infilex VN 風量制御バルブは、部屋と機器のレベルで環境の完全性を確保する風量制御を提供します。


Infilex VN アップグレードキット

Infilex VN アップグレードキット既納入『クリティカル環境システム』を『風量制御システム』のInfilex VN相当にアップグレードするキットです。


特長
  • 低価格で電装部品一式を交換できます。
  • ダクトからバルブの取り外しが不要のため、最短工期で更新できます。
  • アクチュエータが電気式駆動となります。既納入のバルブが「空気式」の場合は、空気源 装置と空気源装置に対するメンテナンスが不要 となります。
  • 弊社中央監視装置*2と統合できます。

*2 中央監視装置がsavic-net FXシステムであることおよび Infilex VN用システム・コア・サーバ(V-SCS)を接続する ことが必要です。


風量・室圧制御用ベンチュリーバルブ(一般速) Infilex VN

Infilex VN 風量・室圧制御用ベンチュリーバルブ(一般速)Infilex VN は、風量・室圧制御用コントローラ付ベンチュリーバルブです。
給気・一般排気・局所排気の風量を制御することにより、製造施設や病院、研究室などにおける室圧制御を実現します。
また、室圧補正制御タイプでは、室間差圧信号を測定し、室圧を一定に保つフィードバック制御や各種補正ロジックを搭載しているため、より精密な室圧制御を提供します(別途、差圧センサが必要です)。
Infilex VNは、弊社製中央監視システムsavic-netとLonTalkプロトコルで通信できます。
ベンチュリーバルブが接続された局所排気装置や一般給排気の風量・状態の中央監視が行えます。
圧力独立性機構 ベンチュリーバルブは、ダクト内の静圧変化に応じて、設定風量を保つため、自力式機械構造になっています。


特長
  • 応答速度1秒以内
  • ダクト内の圧力変動に風量が影響されません。*3
  • ダクトの引き回しに風量が影響されません。*3
  • ダクトの直管部が必要ありません。*3
  • 水平/垂直で取付方法が選択できます。
  • 低騒音を実現しています。
  • キャラクタライゼーション(校正)済みで工場から出荷します。現場での風量調整は、不要です。
  • 室圧補正制御タイプには、室圧モニタ*4を接続できます。

*3 詳細は、本製品仕様書『AS-981 風量・室圧制御用ベンチュリーバルブ(一般速) Infilex VN 形VN5***/形VN6*** 仕様説明書』の『仕様 バルブ部 風量制御精度』および『圧力独立性能曲線』を参照してください。
本風量制御バルブの前後差圧が確保されている場合です。(中差圧バルブ150~750Pa)
*4 詳細は、『AS-943 風量・室圧制御用ベンチュリーバルブ Infilex VN専用 室圧モニタ形QVN2100S0000 仕様説明 書』を参照してください。


風量・室圧制御用ベンチュリーバルブInfilex VN専用 室圧モニタ

Infilex VN 風量・室圧制御用ベンチュリーバルブ専用室圧モニタ室圧モニタは、風量・室圧制御用コントローラ付ベンチュリーバルブ(一般速)Infilex VN専用の表示・設定装置です。
システムで計測された室圧計測値を表示します。
また、室圧異常発生やバルブ動作異常を使用者へ通知します。


特長
  • 室圧計測値表示・警報通知
    システムで計測された室圧計測値を表示します。室圧異常発生時に使用者へブザーとLED/LCDにて、異常を通知します。
  • 室圧単位選択
    室内計測値の単位として、Pa(パスカル)、またはinWC(inches of Water Column)から選択で きます。
  • 室圧設定値変更*5
    室圧モニタから室圧設定値を変更できます。バルブのパラメータにより、室圧設定値の変更操作の許可/禁止を設定できます。
  • 室圧設定切替*5
    部屋の使用用途変更、または緊急時の圧力切替のため、室圧を変更できます。室圧モニタは、2つの室圧設定を記憶できるため、この2つの室圧設定値を切り替えることにより容易に室圧を変更できます。バルブのパラメータにより、切替操作許可/禁止を設定できます。
  • バルブ動作異常通知
    ルーム内の風量制御バルブに異常が発生した場合は、室圧モニタの機器異常LEDやブザーで異常を通知します。
  • 日常点検機能
    特定のキー操作を行うことにより、LED/LCD/ブザー/キーの故障の有無を点検できます。日常的に、本点検を行い、運用中の警報通知や緊急操作に備えられます。
  • 設置台数
    用途に合わせ、室圧モニタを2台まで設置できます(例:室内と廊下、室内2か所)。

*5 使用者による許可/禁止設定の変更はできません。


savic-net™FX 研究環境管理サーバ

savic-net FX 研究環境管理サーバsavic-net FX 研究環境管理サーバは、実験室の運用状況を把握し、省エネルギー対策と安全管理を推進するための管理支援用サーバです。実験室の利用者である研究者、環境安全管理者と施設管理者など実験室の運用管理に携わる方が相互参画することにより、効果的な運用を行います。
風量制御用コントローラ付ベンチュリーバルブ(Infilex VN)の持つデータを利用し、省エネルギーや安全管理、適切な設備計画のための情報を提供します。


特長
  • 省エネルギー
    ヒュームフードなどの局所排気装置の使用状況や排気風量のモニタリングを行います。研究室ごと、ヒュームフードごとなどの分類をして、エネルギーロスを定量化し、運用面での省エネルギーをサポートします。運用を最適化し、風量制御用コントローラ付ベンチュリーバルブ(Infilex VN)を効果的に活用することにより、設備の省エネルギー効果を高めます。
  • 安全管理
    最大排気風量のモニタリングにより、排気処理設備能力の余裕(安全マージン)を定量的に把握できます。また、運用を最適化することにより、実風量と理想風量の差分安全マージンとして増やすことができます。風量制御用コントローラ付ベンチュリーバルブ(Infilex VN)を効果的に活用することにより、安全マージンを定量化し、設備の安全性能を高めます。機器異常警報の履歴管理との相互監視により研究者の安全管理をサポートします。
  • 設備計画
    研究者、環境安全管理者、施設管理者など実験室の運用管理に携わる方は、イントラネットを介し、すべての情報を共有できます。お持ちのパソコンからイントラネット経由で研究環境管理サーバにアクセスすることにより実験室の安全性・省エネルギー性を相互に把握できます。
  • 情報共有
    研究者、環境安全管理者、施設管理者など実験室の運用管理に携わる方が情報を共有することにより、ヒュームフードの使用状況と排気風量の解析ができ、実データに基づいた設備計画が立てられます。ヒュームフードの追加や移設の際に関連する排気設備への影響を把握するために必要な風量データを提供します。お客様施設の実運用状況に合わせた設備計画が実現できます。

※Javaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
Java_logo

お問い合わせ先

ご提供頂いたデータは「個人情報保護方針」に基づき扱われます。

研究施設向け風量制御システムに関するご相談は…

アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー
お問い合わせフォーム  お電話でのご相談

お電話でのお問い合わせ

アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー
コールセンター フリーダイヤル 0120-26-1023(受付時間:平日 9:30~12:00、13:00~17:00)