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DIC株式会社 北陸工場

明瞭に示される対策の成果が"省エネマインド"を醸成

「さらに、対策の成果を見える化できることも重要なポイントです。自分たちの講じた対策の結果はEneSCOPE上で明確に示され、しかもそれをイントラネット経由で誰もが参照できます。このことは、各現場の社員一人ひとりの省エネルギーに対するモチベーションを喚起する上で大きな役割を果たしています」(前田氏)

これに関連してDIC北陸工場では、EneSCOPE導入と同時に「省エネ推進委員会」をリニューアルしました。そこでは、製造現場だけでなく事務部門も含めた全部署から選出された委員を中心に省エネ対策にかかわる様々な提案や議論が活発に行われており、各部署における成功体験の共有などが進められているほか、「省エネかわら版」という会報も発行されています。ここで用いられる資料には、EneSCOPEで作成したものが活用されているとのことです。

「グラフなどによって分かりやすく示された情報により、各委員はむしろ楽しみながら問題点の抽出やそれに向けた対策の検討に取り組んでいます。まだ導入して日の浅いEneSCOPEですが、工場スローガンである"楽しく楽に"を省エネ対策の面で具現化してくれるツールとして、今後、多大なエネルギー削減効果を当工場にもたらしてくれることは間違いありません。EneSCOPEはなくてはならないインフラの1つとなっています」(阿部氏)

DIC北陸工場ではさらに、EneSCOPEとDCSの生産情報やエネルギーデータを連携し演算させることで、製品別のエネルギー原単位の見える化なども実現していきたいとしています。これによって製品ごとのコストがさらに明確になれば、より最適な生産戦略の立案にもつながるはずです。

「我々の山武に対する期待は、今回のEneSCOPEによるエネルギー消費量の可視化という枠にとどまるものではありません。広範な生産情報を取り込み見える化・解析することで、需要変動への迅速な対応や最適生産に向けた選択と集中といった局面でも役立てたいと考えています。そうした方向性も含めて、省エネを含めた生産管理パートナーとして山武には今後もさらなる提案を期待しています」(藤野氏)

用語解説

※1 日化協(社団法人 日本化学工業協会)
化学品の製造・取り扱い、及びその関連事業を行う約190の企業会員と約80の団体会員(個別製品または製品群を扱う団体が主体)によって構成される業界団体。
※2 DCS(Distributed Control System)
分散制御システム。工場の生産システムなどを集中制御するのではなく、システムを構成する各装置・機器が制御装置を持つ。それらをネットワーク接続し、必要な情報をやりとりして相互監視・制御する。負荷の分散が図れ、安全でメンテナンス性の高いシステム構築が可能。

※2012年3月以前の情報は、旧名称が使われているケースがあります。ご了承ください。
この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2009年11月号に掲載されたものです。