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PT.PERTAMINA

運転効率の向上が今後の事業運営の課題

今回のシステム更新では切替え時間を短縮し、コストを大幅に削減するため、現場に設置されたセンサやバルブ、ターミナルパネルなど、問題なく稼働している設備は極力現状のまま有効利用をし、DCSのみを置き換えることで対応しています。新しいDCSには山武の監視・制御システム Harmonas-DEO™を採用。使い勝手はそのままに、システムの置き換えを実施しても通常と変わらない操作性・生産性を実現しています。

「DCSの更新はプラントの部分定修でシステムが停止するタイミングで行います。そのため、DCS更新のタイミングが定修の進行状況に応じて変わってしまうという事情がありました。繰り返されるスケジュール変更にもかかわらず、DCSの置き換え作業は滞りなく当初の予定どおりに作業を終えることができました」(Erfan Gafar氏)

現在、インドネシアではユドヨノ大統領が2025年までにCO2排出量の18%削減を言及しており、国内の主要産業に対してもCO2排出量削減対策を求めています。それに呼応するため、プルタミナでもCO2およびエネルギーコストの削減に取り組んでいます。

「パラキシレンプラントがインドネシア政府と締結しているパフォーマンス契約の1つにエネルギー消費量の最適化があります。我々は炉の最適化や熱源のロスを削減することでその実現を目指しています」(Imam Udiantoro氏)

「石油精製業界で一般的な評価指標としてソロモンアソシエイツ社のベンチマークがありますが、プルタミナでは7つある製油所のすべてで上位25%以内の獲得を目標に取り組んでいます。現在、我が社の最上位はチラチャップの製油所で上位30%にいます。このスコアアップにも力を入れていく予定です。これからも制御技術で定評の高いazbilグループの支援に期待しています」(Dadi Sugiana氏)

用語解説

※1 DCS(Distributed Control System)
分散制御システム。プラント・工場の製造プロセスや生産設備などを監視制御するための専用システム。構成する各機器がネットワーク上で機能を分散して持つことで、負荷の分散化が図れ、安全でメンテナンス性に優れている。
※2 定修
各種生産施設やプラントで定期的に実施される大規模な点検・修理作業。定期修理。
※3 HCO(Hot Cut Over)
プラントを稼働させたまま各種システムの交換、あるいは更新を行うこと。
※4 CCO(Cool Cut Over)
プラントを完全に停止させた状態で各種システムの交換、あるいは更新を行うこと。

※2012年3月以前の情報は、旧名称が使われているケースがあります。ご了承ください。
この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2012年03月号に掲載されたものです。