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Eastern Petrochemical Company(SHARQ)

スマートバルブポジショナの導入でメンテナンス負荷を大幅に削減

砂嵐が吹くような過酷な環境で、安定稼働を続けるアズビルのプレッシャーバランス形ケージ調節弁 CV3000とスマートバルブポジショナ AVP3000 Alphaplus。

砂嵐が吹くような過酷な環境で、安定稼働を続けるアズビルのプレッシャーバランス形ケージ調節弁 CV3000とスマートバルブポジショナ AVP3000 Alphaplus。

SHARQでは、3年に1度実施しているシャットダウンメンテナンス※3のタイミングで、バルブの動きや漏れについて点検を行っています。さらに5年に1度は、バルブを分解して清掃・再組立てを行い新品時の状態に戻すオーバーホールを実施しています。

 一方、日常的な点検は、同社のメンテナンス担当者が現場を巡回し、バルブ外観をチェックすることや、DCS※4からバルブ開度などの動きを確認するという形で対応していました。しかし、外観からの確認では、バルブ内で発生している細かな異常を発見することができません。バルブが動作不良を起こして、生産に影響が出て初めて異常が顕在化するといったケースもありました。

SHARQが抱えるこうした課題を解消するために、アズビルではバルブに搭載されるポジショナを従来のアナログ式から、通信が可能なデジタル式のスマートバルブポジショナ AVP3000 Alphaplus™に置き換えることを提案。それを受けてSHARQでは、2008年にまずEG1で稼働するバルブの約60台にAVP3000 Alphaplusを導入しました。

従来、アナログ式ではスプリングの強さや空気のバランスを取るなど、熟練者でも難しい組付け、調整作業が必要でした。しかし、デジタル式の導入により、ドライバー1本でオートセットアップが可能となり、夏季ともなれば地表温度が50℃を超える過酷な状況におけるメンテナンスの作業性も向上しました。また、スマートバルブポジショナ自機の故障状態や入力、出力レンジ、出力特性などのデジタル情報をアズビルのスマート・コミュニケータ CommPad™(携帯情報端末)に読み込んで、バルブの傍らでその状態を詳細に確認できるようになっています。

「スマートバルブポジショナの導入で、日々のメンテナンスの手間や時間も大幅に削減できました。機器の状態をも逐次把握することができ、バルブの重大な不具合による生産ラインのダウンタイムもなくなりました」(Sultan Saud Al-Otaibi氏)

SHARQではこのような成果を踏まえて、2012年にその第2ステップとして、EG1の残り約70台のバルブについてもポジショナをアナログ式からAVP3000 Alphaplusに置き換えました。

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2012 Vol.8(2012年10月発行)に掲載されたものです。