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Eastern Petrochemical Company(SHARQ)

現地法人の設置を契機にさらに踏み込んだ提案を期待

今後SHARQでは、バルブのメンテナンスに要する作業負荷のなお一層の軽減と、生産ラインのさらなる安全・安心の確保を目指して、バルブの不具合の発生を確実に防止できるような仕組みも実現していきたいとしています。

アズビルではスマートバルブポジショナの提案と並行して、調節弁メンテナンスサポートシステムValstaff™の導入をSHARQに提案し、採用が決定しました。このシステムを導入することで、スマートバルブポジショナの付いたバルブ本体の情報をValstaffにて収集し、機器の診断、メンテナンスに必要な意思決定なども迅速かつ確実に行えるようになります。また、過酷な環境である現場に行かなくてもコントロールルームに居ながらにして現場機器の状態を確認することができます。SHARQでは、今後のValstaffの導入に先立ち、システムの前提となるスマートバルブポジショナへの交換を、EG1以外のプラントでも着々と進めているところです。

「当社が考える『予知保全』の実現には、Valstaffはまさに最適な製品だと考えます。バルブの状態をモニタリングし、劣化の進み具合を開放点検することなく知ることができるので、オーバーホールの回数を削減できるといったメリットも大いに期待されます」(Sultan Saud Al-Otaibi氏)

またSHARQでは、アズビルが2012年秋に予定しているサウジアラビアでの現地法人設立にも大きな期待を寄せています。

「新法人設立を機に、バルブメンテナンスセンターが整備され、パーツの供給スピードの向上やより一層のサービスの拡充など、きめ細かい対応を期待します」(Naser A. Al-Mutairi氏)

「何よりも、我々の身近に拠点が設置されれば、これまで以上に私たちのニーズに合った提案をしていただけると期待しています。アズビルには、ぜひ今後もよきパートナーとして、当社の生産活動を一層力強く支援していってもらえればと考えています」(Ali S. Al-Ahmadi氏)

用語解説

※1 SABIC(Saudi Basic Industries Corporation)
サウジアラビア最大級の石油化学会社。石油化学分野では、世界大手10社のうち1社に数えられる。
※2 SPDC(Saudi Petrochemical Development Corporation)
サウジアラビアの石油化学産業育成を支援するために、1979年に三菱商事株式会社、三菱油化株式会社(当時)、三菱化成株式会社(当時)をはじめとする産業界各社の出資により調査会社として発足。1981年日本政府の支援を得て、日本のナショナル・プロジェクトとして投資会社の体制を整えた。
※3 シャットダウンメンテナンス
各種生産施設やプラントで定期的に実施される大規模な点検・修理作業。一定期間プラント全体を停止し、実施される。
※4 DCS(Distributed Control System)
分散制御システム。プラント・工場の製造プロセスや生産設備などを監視制御するための専用システム。構成する各機器がネットワーク上で機能を分散して持つことで、負荷の分散化が図れ、安全でメンテナンス性に優れている。

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2012 Vol.8(2012年10月発行)に掲載されたものです。