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DIC株式会社 鹿島工場

シンプルかつカラフルな画面で誰にも分かりやすく情報を提供

使用したエネルギーを系統ごとに色分けし見ることができるEneSCOPEの画面。イントラネット経由で誰もが自席のパソコンから自由に閲覧できるようになっている。

使用したエネルギーを系統ごとに色分けし見ることができるEneSCOPEの画面。イントラネット経由で誰もが自席のパソコンから自由に閲覧できるようになっている。

そこで、鹿島工場ではエネルギー消費の“見える化”を実現するシステムの導入を決断。各社製品の比較検討を行いました。その結果、採用したのがアズビル株式会社の提案するエネルギー管理システムEneSCOPE™(エネスコープ)、電力需給最適化支援パッケージENEOPT™pers(エネオプト・パース)、エネルギー重要指標表示パッケージ ENEOPTtopview(トップビュー)を中核とした見える化ソリューションでした。

「選定に当たって我々がポイントに据えたのは、『誰のための見える化か』ということです。工場全体で省電力、省エネルギーを進めていくためには、エネルギー供給側の原動部門はもちろん、製造現場、さらには事務部門の人たちにも見てもらう必要があります。アズビル製品は画面がシンプルかつカラフルで非常に分かりやすく、しかもエネルギー消費の大小を問わず、部門ごとの動向をリアルタイムで把握できることが大きな魅力でした」(阿部氏)

「他社製のDCS※2が収集したデータでも利用可能か懸念されましたが、アズビルが持ち前の技術力でデータを取り込み、見える化を実現してくれました」(平野氏)

鹿島工場がアズビルの提案を採用したのは2012年2月。同年6月にはEneSCOPE、ENEOPTpersを使用した見える化システムが稼働を開始しています。同工場ではエネルギーの見える化の展開を、五つのロードマップ(STEP)に沿って進めています。省エネ推進に向けた体制整備(STEP1)、システムの導入による電力・蒸気データの見える化(STEP2)、用水・計装空気・排水データなどの見える化(STEP3)、製品別エネルギー原単位の見える化(STEP4)、生産情報の見える化(STEP5)の五つで、現在はSTEP3の取組みを推進中です。一部現場ではSTEP4もパイロット的に着手しています。

「STEP1でまず取り組んだのは、省エネルギー推進委員会の設置です。工場長を委員長に、各部門、現場からリーダー、委員を選出して、月1回の委員会と各委員が制作する『省エネ通信かしま』の中で、現場の取組みを紹介。全員参加による草の根的な活動を開始しました」(平野氏)

STEP2ではEneSCOPE、ENEOPTpersの導入により、見える化された情報を工場内のパソコンからイントラネット経由で誰もが自由に閲覧できるようにしました。

「トップ画面はENEOPTtopviewにより、工場全体をグラフィカルに見渡す画像が表示されます。そこから参照したい現場を選ぶだけで、ENEOPTpersの画面へ移行し、当該現場の電力使用状況を表示できます。さらに、EneSCOPEの画面に移ることで、電力や蒸気の詳細な消費動向を原単位で把握できるのです」(阿部氏)

昼休みには、食堂に設置された大型モニターに各委員が制作する「省エネ通信かしま」を表示するなど、従業員が日常的に省電力、省エネルギーに関心を持つような工夫も行っています。

原動管理センターに設置されたENEOPTpers。部署や部門ごとの電力消費動向をグラフィカルな画面上で把握できる。

原動管理センターに設置されたENEOPTpers。部署や部門ごとの電力消費動向をグラフィカルな画面上で把握できる。

ENEOPTtopviewによるダッシュボード。工場全体を広く見渡すことのできる画面には、敷地内の各現場の使用電力量が一目で分かるようになっている。各現場を選択することでENEOPTpersやEneSCOPEの画面へと移行し、エネルギー使用状況を詳細に確認することができる。

ENEOPTtopviewによるダッシュボード。工場全体を広く見渡すことのできる画面には、敷地内の各現場の使用電力量が一目で分かるようになっている。各現場を選択することでENEOPTpersやEneSCOPEの画面へと移行し、エネルギー使用状況を詳細に確認することができる。

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2013 Vol.6(2013年12月発行)に掲載されたものです。