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国立交通大学 光復校

高い省エネ率の実現に向け、日本の制御技術ノウハウを活用

国立交通大学では、同大学の省エネルギーに関するコンサルティングに当たっていた廣知(グアンツー)工程科技股有限公司の支援を受け、図書館棟の空調設備改修に関する要件をまとめました。

その要件を基に施策実施のパートナーを選定するため、具体的な省エネ施策の内容の提案に加え、一般競争入札を2010年12月に実施。その結果、現地の施工会社である堃霖(クンリン)冷凍機械股有限公司と連携して入札に参加したアズビル株式会社の台湾現地法人であるアズビル台湾株式会社がESCO事業※1として受注しました。

「その提案内容は、我々がこれまでに取り組んできた施策とは別の面に着目し、自動制御や運用にかかわる省エネメニューで31%のエネルギー使用量削減が見込まれるものでした。省エネ試算の分析も妥当かつ合理的なもので、その内容を大きく評価しました」(楊氏)

「アズビルが日本の省エネ市場で大きなシェアを持っていることもよく知っていました。そうした点でも、アズビル台湾には大きな信頼感がありました」(呉氏)

2011年1月から工事に着手。まず、空調用熱源設備の高効率化と省エネルギーの実現を目的に、バルブで流量を計測しながら制御を行うことができるアズビルの流量計測制御機能付電動二方弁 ACTIVAL™を導入しました。これにより、負荷側の要求量に応じた流量制御がバルブ本体で可能となりました。また、空調用の冷水配管システムを徹底的に見直すことで搬送ポンプの台数を減らし、インバータを導入。冷水の供給を最適化し、ムダな動力を削減する仕組みを実現しました。加えて、建物管理システム savic-net™FXとエネルギーデータサーバ(EDS)がエネルギーの消費動向を可視化。評価・分析することで、さらなる省エネ活動につなげる体制が整い、機器単体の交換による省エネ化という視点ではなく熱源全体、建物全体を見た総合的なソリューションを実現しました。

「図書館は授業が休みの日にも開館していて、夜遅くまで常に利用者がいる状態です。いかに利用者の快適性に影響を与えることなく工事を行うかは重要なテーマでした。アズビルは、日本式の厳密な工程管理によって、我々の要請に応えてくれました」(高氏)

図書館棟の地下1階にある監視室に設置されたsavic-net FX(右)とEDS(左)。今回導入した空調設備の運転に関する監視・制御、およびエネルギー利用動向の確認が行えるようになっている。

図書館棟の地下1階にある監視室に設置されたsavic-net FX(右)とEDS(左)。今回導入した空調設備の運転に関する監視・制御、およびエネルギー利用動向の確認が行えるようになっている。

空調機の冷水コイル配管に導入された流量計測制御機能付電動二方弁ACTIVAL。制御弁、流量計、圧力計、温度計の4つの機能をオールインワンで持っているため、流量計測制御機能を実現する際に大きなコストダウンが可能。

空調機の冷水コイル配管に導入された流量計測制御機能付電動二方弁ACTIVAL。制御弁、流量計、圧力計、温度計の4つの機能をオールインワンで持っているため、流量計測制御機能を実現する際に大きなコストダウンが可能。

この記事はazbilグループのPR誌azbil(アズビル)の2012 Vol.9(2012年12月発行)に掲載されたものです。