2019年度 計測自動制御学会「技術賞」および「新製品開発賞」を受賞

2019年10月3日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:曽禰寛純)は、公益財団法人 計測自動制御学会(SICE)の2019年度の学会賞として「技術賞」1件、「新製品開発賞」2件を受賞いたしましたのでお知らせします。

SICEは計測・制御・システムの分野において、研究をはじめ、関連分野、産官学との連携、発信の役割を担う中核的な学会です。技術賞は「新しい方式、デバイス、製品等を創案、または実施し、顕著な効果をもたらした技術的功績」に対して、新製品開発賞は「産業の分野の発展に貢献した新製品の創案」に対して贈られます。

■ 技術賞
「最適運転支援制御システム(クラウドOP*1)における最適化モデリング技術の開発」
建物の熱源運転計画の最適化計算に不可欠な「数理モデル」の品質向上、またその作成・編集作業を容易にする技術を開発しました。本技術の導入により、現場でのエンジニアリングの効率化、実用的な運転計画の提供が実現しました。また特定の用途のみならず、数理最適化問題全般において適用可能であり、特に目的や制約条件が多く調整が必要な問題に効果が期待できます。
*1 OP : Optimal Operationの略

■ 新製品開発賞
「savic-net™G5 アドバンストコントローラ」
当社ビルディングオートメーション(BA)システムで培ってきた、savicシステムの第5世代ラインアップとして開発された空調機などの設備機器制御・監視用コントローラ。 グローバル市場の拡大に向けてのオープンネットワーク通信対応、労働力不足課題に対応するエンジニアリング作業低減、多様なアプリケーションに対応するための制約緩和と機能強化を可能にしました。

「微小液体流量計 形F7M」
MEMS*2センシング技術により、50ml/min以下の微小液体の瞬時流量を計測可能にした熱式流量計。 FA市場、工作機械市場、食品・製薬市場などでは、微量な差異が品質に大きな影響を及ぼすことから、数ml/minの微小液体流量の計測が求められていました。MEMSセンサと石英ガラス製のストレート流路を組み合わせることにより、小型化、耐食性、圧力損失低減、平易な取付けも実現しました。
*2 MEMS:Micro Electro Mechanical Systemsの略称。センサ、アクチュエータ、電子回路を一つの基板の上に微細加工技術によって集積した機器

これからも当社はazbilグループの「人を中心としたオートメーション」の理念の下、お客さまの「安心、快適、達成感」を実現する製品、サービスを提供し、社会課題解決に貢献してまいります。

※ savic-netは、アズビル株式会社の商標です。

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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