重要プロセス変数変動監視ソフトウエアACTMoSをグローバルに販売開始 - 未来を予測することで傾向の変化に早く気づき、製造現場の監視力を強化 -

2020年12月15日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、重要プロセス変数変動監視ACTMoS™の英語版および中国語版(英語版、中国語版の名称:Early Warning System for Time Series Data)を販売開始しました。

2013年に販売開始したACTMoSは、重要計測値(プロセス変数:「温度」「圧力」「流量」「レベル」など)の時系列データの傾向変化を常時監視することで、管理値逸脱の早期発見・警報発報を行うソフトウェア・パッケージです。未来予測を行い、発報するACTMoSの予測アラームを使った監視は、計測値がアラームの設定値に到達したときに発報する監視・制御システム(DCS)のアラーム監視に比べて、未来を予測することで早期の気づきを促し、管理値到達までの変動予測を表示する機能が付加されています。英語版、中国語版の販売開始によって、特に東南アジアおよび中国、韓国など、グローバル市場への販売拡大を目指します。

設備に万が一の異常が起き、DCSのアラームが大量に発生する切迫した状況下では、アラームの見落としなどによるヒューマンエラーにより、事故などに繋がることも想定されますが、ACTMoSはDCSと独立したパッケージであるため、予測アラームにより一般的なアラームの働きを補完します。一例として、DCSのモニタとは別に設置された大型ディスプレイ上に強制的にその傾向を表示することで、チームオペレーション体制での早期的かつ適切な対応を促すことが可能となります。このようにDCSを始めとする既存の監視・制御システムと併用することでより効果を発揮します。

変数変動監視ACTMoS

ACTMoS画面のイメージ

ACTMoSはこれまで、プラントの安全・安心への意識が高く、IoT技術の活用に前向きな、国内の石油・化学の企業を中心に導入が進んでいましたが、最近では、生活に不可欠な水道水の安定供給を目的とした水道施設の配水池や、水質、排水設備の監視などの用途にも採用されています。また、法令やそれに準ずるガイドラインで定められている医薬品の品質を保つため、温度の異常変動を早期に発見し管理値逸脱を抑えたいというニーズへの対応など、ACTMoS活用の幅は拡がりつつあります。
さらに、海外の製造現場でもデータを活用したソリューションのニーズが高まっていることを受け、英語版・中国版の販売を開始することとなりました。

■特長
・未来予測により、計測値が管理値に到達(異常が発生)する前に傾向の変化を捉えたACTMoSが警報を発報するため、オペレータをはじめとする現場スタッフは余裕を持った対処が可能になります。予測アラームにより、しきい値までの到達予測時間を算出し、適切な対応を取るための判断材料を提供します。
・アラーム復帰後の再悪化変動や急激な変動も予測することができるため、オペレータの「気づき」の力を高めます。
・多数の重要計測値の常時監視をACTMoSが代替します。製造現場全体の監視の強化につながり、業務負荷を低減します。
・汎用的なプロトコル(OPC-DA*1)を使うことでDCS、PLC、PIMS*2といったシステムやベンダーを選ばず接続することが可能です。
・新たなセンサ設置は不要、またユーザ自身で容易に設定を行い、使い始めることが可能です。

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重要プロセス変数変動監視ACTMoS

当社はazbilグループの企業理念である「人を中心としたオートメーション」の下、持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献と持続的な成長を目指し、今後も社会的課題やお客さまのニーズに対応した製品・サービスを提供してまいります。

*1 Microsoft Windowsの技術であるCOM/DCOM(分散型コンポーネント・オブジェクト・モデル)に基づき、プロセスデータやアラーム、履歴データなどを交換するための規格。
*2 PIMS(Plant Information Management System):プラントや工場内の様々な監視・制御システムからプロセスデータや製造データを収集・蓄積し、製造設備の運転や製造の状況を可視化、分析するためのシステム。

※ACTMoSは、アズビル株式会社の商標です。
Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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