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取扱い上の注意事項 ■ 設置工事 ● 調節弁前後の配管設置が終了している場合、配管相互のセンターが正確に出ていることを確認してください。 配管のズレは調節弁に歪みを与え、接続面(ガスケット部)からの流体漏洩や栓座からの漏洩の原因となります。 ● 配管フランジ間の寸法が、調節弁の面間寸法にガスケット厚みを加えた値に対して適切であることを確認してください。 ● バタフライ弁は弁体(羽根またはディスク)を全閉状態として配管に設置してください。 ● 調節弁を吊り上げる際に操作器アイボルト(アイナット)を使用する場合は、取扱説明書に示す制限質量を超えないように ご使用ください。制限を超えた荷重は操作器の破損や空気漏洩の原因となります。 ● 配管フランジ用ボルト・ナットは、フランジ規格に合致したものを使用してください。 流体の外部漏洩の原因となる恐れがあります。 ● 配管フランジ用ガスケットは、流体の性状と温度・圧力条件に合致した新品を使用してください。 ガスケット破断等によって流体の外部漏洩の原因となります。 ● 配管内のフラッシングは、調節弁を全開にして行ってください。フラッシング中に開閉動作は行なわないでください。 溶接スパッタや異物によって調節弁を破損する場合があります。 ● 配管フランジの溶接後、すぐに調節弁を配管に取付けないでください。配管の温度が下がってから取付けてください。 また、フランジに調節弁を取付けて溶接することは、絶対に避けてください。 ● 調節弁を配管に設置する際、調節弁本体の下やフランジの間に絶対に手や足を差し入れないでください。 指の切断や足を負傷する恐れがあります。 ● 点検整備や改造後の調節弁設置する際、既設配管中に残存する流体を洗浄、または安全な流体へ置換してください。 残存する流体による人身事故の恐れがあります。 ■ 空気配管・電気工事 ● 空気配管は、調節弁動作時に圧力低下を起こさない配管径としてください。 ● 空気配管の曲がり部は、ゆとりを持ったものとし(専用の工具を使用する)、平行する配管はバンドで結束してください。 ● 配線工事は、電気設備技術基準に従い、電気工事士有資格者が行ってください。 ● ケーブルの接続は設備条件に従い実施し、ケーブル仕上がり外径に適合したアダプター(パッキン)を選択してください。 ● 空気配管工事にシールテープを用いる場合、ねじ先端より2山はシールテープを巻かないでください。 テープ片の詰まりにより、調節弁動作不良の原因となる恐れがあります。 ● 空気配管工事に液状パッキン(ねじロック)を用いる場合、配管内部への液だれにご注意ください。 調節弁動作不良の原因になります。 ● 配線工事は、雨天や高湿度の状態を避けて行ってください。コネクタ内や端子箱への水分の浸入は発錆と漏電の原因となります。 ● ポジショナなどの付属機器の蓋部には、シールパッキン(ガスケット)が装着されています。 配線工事の際の紛失に注意してください。 ● ポジショナなど、付属機器の蓋の固定ねじは、紛失しないように注意してください。 固定ねじの締付けはシールパッキン(ガスケット)の装着を確認し、片締めにならないように均等なトルクで締付けてください。 ● ケーブルねじや電線管のシール部は確実に行ない、水分の浸入のないようにしてください。 ● 電気コンジット口が天向きになるような調節弁の設置はしないでください。電気機器内への水分浸入の原因になります。 5. 分解組立 ■ 分解 ● スプリング内蔵形の操作器は、分解の手順を守りボルト・ナット類を取外してください。 スプリングの飛び出しによる負傷の恐れがあります。 ● 配管から調節弁を取外す際、操作器のアイボルト(アイナット)を使用して吊り上げる場合は、取扱説明書に示す制限質量以下で 使用してください。落下の恐れがあります。 ● トリム(内弁)の取外しを行なう際、専用工具の要否を取扱説明書で確認し、準備してください。 トリム破損の恐れがあります。 ● 調節弁の分解を行なう際、配管内の圧力が大気圧力まで下がっていることを確認し、作業に着手してください。 流体の噴出による人身事故の恐れがあります。 ● 調節弁の分解を行なう際、調節弁内の洗浄や置換を行ってください。配管に残存する流体による人身事故の恐れがあります。 ● 供給空気圧力を与えたまま 、空気式操作器の分解を行なわないでください。圧縮空気による人身事故の恐れがあります。 ■ 組立 ● スプリング内蔵形の操作器は、組立の手順を守りボルト・ナット類を順次組付けてください。動作不良の原因となります。 ● 配管に調節弁を組付ける際は、バタフライ弁は弁体(羽根またはディスク)を全閉状態として配管に設置してください。 ● 配管フランジ用ボルト・ナットの締付けは、対角線上に交互に均等なトルクで締付けてください。 ● 本体部組付けの際は、新しいパッキンとガスケットを使用してください。古いものの再使用は流体漏洩の原因となります。 ● トリム(内弁)の組付けは、専用工具の要否を確認し、仕様に合ったものを使用してください。 ● 組立時のボルト・ナットの締付けは、取扱説明書に規定されたトルク値を使用してください。 また、ボルト・ナットの傷や腐食は調節弁破損の原因となり、人身事故の恐れがありますので新しいものと交換してください。 6. 保守点検 保守点検は、次の注意事項をお守りください。 ● 調節弁から流体の漏れを発見した場合には、安全が確認されるまで調節弁に近づかないでください。 流体の性状によっては大きな事故や人身事故の恐れがあります。 ● グランドの点検は日常点検として実施し、漏れのないことを確認してください。 ● 調節弁動作の確認は日常点検として実施し、ハンチングが発生していないことを確認してください。 ● 運転中、異常な音や振動がないことを確認してください。 ● 調節弁の分解や保守で発生した古い部品は、産業廃棄物として適切に処理してください。 安易に燃やしたり、廃棄したりすると環境汚染の原因となります。 警告 注意 注意 注意 注意 注意 警告 警告 警告