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リモートシール形発信器を正しくご使用いた だくために リモートシール形発信器の性能を引き出し、正しくご使用いただ くために各種精度規定および注意事項を記載いたします。 A. 基準精度 一定周囲温度、一定静圧下におけるリニアリティーを表します。 (詳細は10ページを参照ください) B. 周囲温度特性 一定静圧下における本体部の周囲温度変化による精度を表します。 (詳細は10ページを参照ください) C. 接液温度特性 フランジ部のプロセス接液温度と本体部周囲温度との温度差が 変化した場合の総合シフトを表します。 注: 反応釜などプロセス温度が変化するレベル計測アプリケーションの場合 に考慮ください。ただしプロセス温度の差が発生しても、発生時点でゼ ロ調整を行うことで誤差をキャンセルできます。     液相A、B 気相 D   フランジ形状3B標準フランジ形、4B突出フランジ形 封入液高温真空用高温高真空用 接液温度特性(設定レンジに対する総合シフト) ±{(90+ 2L )× 1 × ΔT }%   50  55  χ ±{(120+ 3L )× 1 × ΔT }% 50  55  χ χ :校正レンジの上限値(URV)と下限値(LRV)、またはスパンの最も大きい方の値の(kPa)。  L :フランジ長さ(mm)(標準フランジの場合はL=0mm) ΔT :フランジ部と本体部の周囲温度との温度差(℃) D. リモートシール形発信器の設置 密閉タンクにリモートシール形絶対圧発信器を設置する場合、 発信器本体を上側または下側フランジより下方に設置すること を推奨しております。しかし、配管計装上の制限などで、タン ク中間に設置する場合には以下の条件を確認の上設置ください。 P0+(−ρ'h /102)≧P (1kPa=102mmH20) ゆえに  h≦(P0−P)×102/ ρ’となります。 P: 発信器の許容圧力下限値(kPa abs) ρ': 発信器の封入液比重 P0:タンク内圧(kPa abs) h: 下側フランジからの距離(mm) 封入液比重 ρ' 許容圧力下限値 P(kPa abs) 接液温度範囲 (℃ ) 高温真空用1.07 0.1333 -5〜100 高温高真空用1.09 0.1333 10〜250 注: 1. タンク内圧P0が真空になるアプリケーションは特に注意が必要です。 2. 上記条件を外れた場合、ダイアフラム面に使用圧力範囲以上の負圧が印 加され、封入液が飽和蒸気圧を超え気泡化し、ゼロ点シフトの原因にな ります。 さらに負圧に引かれた場合はダイアフラムが変形、破損する可能性があ ります。 3. 表中の接液温度を超える場合は、許容圧力下限値も変わりますので、機 器仕様書を確認ください。 100%Level 0%Level ’ h(mm) P0 上部フラン ジの場合 9 1 15 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/