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E. キャピラリーチューブ温度特性 上部フランジ側キャピラリーチューブ部と下部フランジ側キャ ピラリーチューブ部でプロセスの輻射熱や太陽光の影響による 温度差が発生する場合の総合シフトを表します。 注: 片側のキャピラリーチューブが日向に、もう片側のキャピラリーチュー ブが日陰になる場合や、片側のキャピラリーチューブにプロセスの輻射 熱があたる場合などに考慮ください。 また温度差が大きくなる場合はキャピラリーチューブの整線、保温材の 処置、輻射熱が直接当たらないように遮へい板を使用するなどの対応を 検討ください。 フランジ形状3B標準フランジ形、 4B突出フランジ形 2B標準フランジ形、 3B突出フランジ形 1.5B標準フランジ形、 2B突出フランジ形 封入液一般用/高温用/高温真空用/高温高真空用 キャピラリーチューブ温度特性 (設定レンジに対する総合シフト) ±(1.6× Δ ×ΔT )% χ ±(3.0× Δ ×ΔT )% χ ±(7.1× Δ ×ΔT )% χ フランジ形状1/2B, 3/4B 標準フランジ形 フランジ形番1, 2 5 6 封入液一般用/高温用一般用/高温用一般用/高温用 キャピラリーチューブ温度特性 (設定レンジに対する総合シフト) ±(7.1× Δ ×ΔT )% χ ±(1.2× Δ ×ΔT )% χ ±(0.7× Δ ×ΔT )% χ χ :校正レンジの上限値(URV)と下限値(LRV)、またはスパンの最も大きい方の値の(kPa)。 Δ :キャピラリ部の温度差が発生する長さ(m) ΔT :フランジ部と本体部の周囲温度との温度差(℃) F. キャピラリ部の封入液の温度補正機能: (特許取得番号:1978534) 封入液密度(ρ)の温度変化を演算し出力を補正します。したが って、季節の温度変化による影響を大幅に低減します。 〈機能設定方法〉 コミュニケータによりタンクのフランジ間高さL(m)を設定し ます。高さL(m)が明確な時は、必ず指示してください。指示 がない場合は、出荷前に機能設定されません。 発信器の高圧側(HP)をタンク下部に設置する場合は、高さLの 設定にマイナス(−)符号を付けてください。 G. リモートシール形発信器の設置 密閉タンクにリモートシール形差圧発信器を設置する場合、発 信器本体を下側フランジより下方に設置することを推奨してお ります。しかし、配管計装上の制限などで、タンク中間に設置 する場合には以下の条件を確認の上設置ください。 P0+(−ρ'h /102)≧P (1kPa=102mmH20) ゆえに  h≦(P0−P)×102/ ρ’となります。 P: 発信器の許容圧力下限値(kPa abs) ρ': 発信器の封入液比重 P0:タンク内圧(kPa abs) h: 下側フランジからの距離(mm) 封入液比重 ρ' 許容圧力下限値 P(kPa abs) 接液温度範囲 (℃ ) 一般用0.935 2 -40〜40 高温用1.07 2 -5〜90 高温真空用1.07 0.1333 -5〜100 高温高真空用1.09 0.1333 10〜250 酸素用、塩素用1.87 54 -10〜40 注: 1. タンク内圧P0が真空になるアプリケーションは特に注意が必要です。 2. 上記条件を外れた場合、ダイアフラム面に使用圧力範囲以上の負圧が印 加され、封入液が飽和蒸気圧を超え気泡化し、ゼロ点シフトの原因にな ります。 さらに負圧に引かれた場合はダイアフラムが変形、破損する可能性があ ります。 3. 表中の接液温度を超える場合は、許容圧力下限値も変わりますので、機 器仕様書を確認ください。   100%Level 0%Level LP HP L(mm) 100%Level 0%Level LP HP h(mm) ’ P0   10 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/