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3 ■本器設置上の注意 本器の性能を最大限に発揮するために、次に述べる設置場 所の選定基準に従って最適な設置場所を選んでください。 ・8年間の安定した測定を行うためにも、水にかかりやすい 環境、水没の可能性のある環境、季節変動以外の温度変化 が多くある場合には、水中形仕様のMGTをお勧めします。 ・誘導障害を受ける恐れのある大電流ケーブル、モータ、変 圧器の近くは避けてください。機器の故障や出力誤差の原 因となります。 ・溶接機用のアースは、本器から取らないでください。本器 破損の原因となります。 ・本器の近辺での溶接作業時、溶接電源変圧器のアースを確 実に行ってください。 ・配管振動条件を超える振動の多い場所、腐食性雰囲気の強 い場所は避けてください。検出器の首折れや機器破損の原 因となります。 ・直射日光および風雨を受ける場所は避けてください。 ・分離形の場合、あらかじめ形番で指定された長さの専用 ケーブルが付属されます。これに中継端子を設けてケーブ ルを延長することはできません。 ・電磁流量計をお使いになる場合に、検出器を非常に接近し た状態で使用しますとお互いの検出器での励磁周波数によ る干渉が発生し、電磁流量計の出力精度に影響を及ぼすこ とがあります。 電磁流量計を近くに設置して使用する場合は、500mm以上の 間隔(検出器の端から端まで)を確保し設置をお願いします。 流量範囲: レンジは計量法で定められている、下記 の表から選択してください。 流量範囲はQ3とQ1を決定とし、Q4とQ2に ついては定義式で計算した値が使われま す。なお、計算上、小数点以下第2位を四 捨五入した値で表示します。 測定流体上の注意: 測定流体について、次の条件を満たすところに取付けてくだ さい。出力の誤差や出力のふらつきの原因となります。 ・測定流体が測定に必要な導電率(組み合わせ変換器により ます)をもち、かつ導電率の分布がほぼ均一とみなせると ころ。 ・測定流体が電気化学的にほぼ均質とみなされるところ。 例えば、上流側の配管で2液が混合されているような場合 は、2液が均一に混合されているとみなされるところ。 ・混入物がある場合には、混入物の分布がほぼ均一とみなさ れるところ。 電極、接液リング、ライニング等の接液部にカーボン、鉄錆 等の導電性物質が付着すると正しい測定ができなくなる可能 性があります。 付着を防止するために、導電性物質が混入しない水質管理、 または、定期的な清掃を実施してください。 次の流体については測定上問題発生の可能性があります ので、導電率、温度、圧力などが本器の仕様内(「標準仕 様」と「形番構成表」参照)の場合でも本器をご使用になら ないでください。 (1) 温度が高い場合十分な導電率はあるが、温度を常温(約20 ℃) にすると必要な導電率に満たなくなるもの (例 : 脂肪 酸、石けん) (2) 界面活性剤を混合した流体の一部 (例 : リンス、シャンプー、CWM) (3) 絶縁性付着物 (例 : 油、カオリナイト、カオリン、ステアリン酸カルシウム) (4) 十分均一に混合されていない流体 (例 : 薬注直後の流体計測など) R値 計測開始流量定格最小流量 Q1 転移流量 Q2 定格最大流量 Q3 限界流量 Q4 (Q3/Q1) 40 A 0.3 0.4 0.6 25 31.25 63 30 A 0.5 0.6 1.0 40 50 63 50 B 0.3 0.4 0.6 25 31.25 63 30 65 A 0.7 1 1.6 63 78.75 63 70 80 A 1.2 1.6 2.5 100 125 63 120 A 2 2.5 4.1 160 200 63 200 B 1.2 1.6 2.5 100 125 63 120 A 3 4 6.3 250 312.5 63 300 B 2 2.5 4.1 160 200 63 200 A 5 6.3 10 400 500 63 500 B 3 4 6.3 250 312.5 63 300 A 7 10 16 630 787.5 63 700 B 5 6 10 400 500 63 500 A 12 16 25 1000 1250 63 1200 B 7 10 16 630 787.5 63 700 A 20 25 41 1600 2000 63 2000 B 12 16 25 1000 1250 63 1200 350 B 20 25 41 1600 2000 63 2000 計量特性(m3/h) 口径 (A) 標準流量形番 200 250 300 50 100 125 150 2 10 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/