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5 ■配線図       4−20mA 電源/出力 ステータス出力 または パルス出力 受信機器 図.5 配線図 ■設置上の注意  本器の性能を最大限に発揮させるために、次に述べる設置場所 の選定基準に従って最適な設置場所を選んでください。 設置後の注意:           警告 ・本器を取外す場合には、配管及び検出器内部に液体の残 留、残圧などがない状態で作業を行ってください。負傷な どの危険があります。 注意 ・本器を設置後に足場として使用したりすることは、破損に よる負傷の恐れがあります。さけてください。 ・前面カバーおよびターミナル側カバーは、電源切断後7分 間待ってから開けてください。 周囲の環境上の注意: ・誘導障害を受ける恐れのある大電流ケーブル、モータ、 変圧器の近くは避けてください。機器の故障や出力誤差の 原因となります。 ・配管振動条件を超える振動の多い場所、腐食性雰囲気の強 い場所は避けてください。検出器の首折れや機器破損の原 因となります。 ・直射日光および風雨を強く受ける場所は避けてください。 ・電磁流量計をお使いになる場合に、検出器を非常に接近し た状態で使用しますとお互いの検出器での励磁周波数によ る干渉が発生し、電磁流量計の出力精度に影響を及ぼすこ とがあります。電磁流量計を近くに設置して使用する場合 は、500mm以上の間隔(検出器の端から端まで)を確保し 設置をお願いします。 電源の仕様:  本器は以下の仕様を満足する電源をご使用ください。以下の仕 様を満足しない場合は、本器が動作しない恐れがあります。 ・電流容量値24mA以上 ■設置方法 図.6 TIIS一体防爆形電磁流量計の設置 注意  防爆上の規定により下記の注意事項を必ず守ってください。 ・一般機器(電源または受信機器)は、電位が正常時およ び異常時においても、AC 250V, 50/60Hz, DC 250Vを越 えないようにしてください。 ・電磁流量計の周囲温度は最大50℃としてください。 ・流体温度は最大125℃(口径10A以下は最大100℃)とし てください。 ・弊社指定の耐圧パッキン式ケーブル・アダプタ以外は使 用しないでください。 ・運転中はケースカバーを開けないでください。 ・前面カバーおよびターミナル側カバーは、電源切断後7分 間待ってから開けてください。 ・この電磁流量計は記載の仕様に従って使用するときの み、指定の防爆性能が得られます。 ■適用アプリケーションに関する注意事項 1.電解槽/流体に高電位・高電流の載ったアプリケーション 100V〜数百V、数10kAというような電圧・電流が載ってい るような場合には適しません。このようなアプリケーショ ンでは電磁流量計の流体アースを浮かして使用しないと電 食などのトラブルの原因にもなります。2線式電磁流量計は アースを浮かせると不安定になる可能性がありますので、 4線式電磁流量計の使用を推奨します。 2.配管が頻繁に空になるアプリケーション 空検知のシステムが4線式は電流による検知、2線式はソフ トによる検知のため、2線式の空検知機能の使用には環境的 に制限があります。 3.配管がPVC/プラスチック/ライニング管のアプリケーション 配管がPVC/プラスチック/ライニング管の場合、流体のアー スが非常に重要となります。必ず現場にてD種接地を確実に 取ってご使用ください。 4.固形物の混入したアプリケーション 固形スラリーが2%以上混入している場合には適しません。スラ リー濃度が2%を超えた場合には4線式電磁流量計を推奨します。 但し土砂、ガラス等、固形物が硬いスラリーなどは含有量が2% 以下の場合でも電極に与える衝突ノイズなどの影響が大きく出力 のふらつきにつながるため、4線式電磁流量計を推奨します。 5.測定流体が均一に混合されていないアプリケーション 電磁流量計は流体が均一である場所に取り付けて使用しま す。上流で2液が混合されるような場合、均一に混合された と考えられる場所に取り付けてご使用ください。 6. 電極、接液リング、ライニング等の接液部にカーボン、鉄 錆等の導電性物質が付着すると正しい測定ができなくなる 可能性があります。 付着を防止するために、導電性物質が混入しない水質管 理、または、定期的な清掃を実施してください。 7.導電率や流体の電気的均一性が変化するアプリケーション 以下の流体は流体の温度や条件によって導電率が変化した り電気的な均一性が取れていない場合があり、測定できな くなる場合があります。測定には適しませんので、ご使用 にならないようご注意ください。 ・温度が高いと十分導電率があるが、常温にすると導電率 が電磁流量計の仕様外になる流体:脂肪酸、石けんなど ・界面活性剤を混合した流体の一部:リンス、シャン プー、CWMなど ・絶縁性付着物となる流体:カオリナイト、カオリン、ス テアリン酸カルシウムなど 8.アナログ出力は流体のフローノイズによって、ふらつくこ とがあります。このような場合には上流側と下流側のアー スリングをケーブルで結線してください。出力のふらつき が減少する場合があります。 PLC接続時の注意点:  PLCの回路によっては、本器と接続すると本体の出力に影 響が出て、出力がふらつく場合があります。このような場合 には、PLCと本器が正しく接地されているか確認してくださ い。正しい接地によって、出力のふらつきは抑えられます。 2 16 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/