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3 ■設置上の注意 本器の性能を最大限に発揮させるために、次に述べる設置場所の 選定基準に従って最適な設置場所を選んでください。 設置後の注意: 警告 ・本器を取外す場合には、配管及び検出器内部に液体の 残留、残圧などがない状態で作業を行ってください。 負傷などの危険があります。 注意 ・本器を設置後に足場として使用したりすることは、破 損による負傷の恐れがあります。さけてください。 周囲の環境上の注意: ・誘導障害を受ける恐れのある大電流ケーブル、モータ、 変圧器の近くは避けてください。機器の故障や出力誤差の原 因となります。 ・配管振動条件を超える振動の多い場所、腐食性雰囲気の強い 場所は避けてください。検出器の首折れや機器破損の原因と なります。 ・直射日光および風雨を受ける場所は避けてください。 出力誤差の原因となります。 ・電磁流量計をお使いになる場合に、検出器を非常に接近した 状態で使用しますとお互いの検出器での励磁周波数による干 渉が発生し、電磁流量計の出力精度に影響を及ぼすことがあ ります。 電磁流量計を近くに設置して使用する場合は、500mm以上 の間隔(検出器の端から端まで)を確保し設置をお願いしま す。 測定流体上の注意: 測定流体について、次の条件を満たすところに取付けてくださ い。出力の誤差や出力のふらつきの原因となります。 ・測定流体が測定に必要な導電率(組み合わせ変換器によりま す)をもち、かつ導電率の分布がほぼ均一とみなせるとこ ろ。 ・測定流体が電気化学的にほぼ均質とみなされるところ。 例えば、上流側の配管で2液が混合されているような場合 は、2液が均一に混合されているとみなされるところ。 ・混入物がある場合には、混入物の分布がほぼ均一とみなされ るところ。 電極、接液リング、ライニング等の接液部にカーボン、鉄錆等 の導電性物質が付着すると正しい測定ができなくなる可能性が あります。 付着を防止するために、導電性物質が混入しない水質管理、ま たは、定期的な清掃を実施してください。 次の流体については測定上問題発生の可能性があります ので、導電率、温度、圧力などが本器の仕様内(「標準仕様」 と「形番構成表」参照)の場合でも本器をご使用にならないで ください。 (1) 温度が高い場合十分な導電率はあるが、温度を常温(約20 ℃) にすると必要な導電率に満たなくなるもの (例 : 脂肪酸、 石けん) (2) 界面活性剤を混合した流体の一部 (例 : リンス、シャンプー、CWM) (3) 絶縁性付着物 (例 : 油、カオリナイト、カオリン、ステアリン酸カルシウム) (4) 十分均一に混合されていない流体 (例 : 薬注直後の流体計測など) 2 20 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/