5 4.1 γ 〔蒸気用：蒸気の流量と差圧の換算〕 ● 図表の使用例 測定流体：蒸気 流　　量：3000kg／h（於 0.7MPa 飽和蒸気） 管　　径：80mm 1. 図表より管径80mmおよび流量 3000kg／h の交線を索引 します。その結果次表の�@�A�B例が求まります。 　　絞り直経比 β 図表の差圧 �@ D＝80、β＝0.7 10.2kPa �A D＝80、β＝0.6 22.5kPa �B D＝80、β＝0.5 50kPa 2. 表の�@�A�Bの中から一つを選択するには色々な考え方が 有りますが、圧力損失を少なくしたいときは�@�Aを選び ます。また差圧計のレンジが最小 0〜2.5kPa、最大 0〜 100kPa なので将来の流量の増減に対応しやすいことを考 えると�Aの D＝80、β＝0.6 を推奨します。 ● 図表を使用するための準備 1. 圧力 0.7MPa 飽和蒸気への換算 測定する蒸気が 0.7MPa 飽和蒸気以外の流体で下の換算 図表を使用する場合は次の換算式 を使って一旦 0.7MPa 飽和蒸気流量に換算します。 WBS ＝W　　　（1） WBS ：換算蒸気流量（0.7MPa 飽和蒸気） 　〔kg／h〕 W ：蒸気流量（於測定状態）〔kg／h〕 γ ：蒸気の密度（於測定状態）〔kg／m3〕 4.1 ：0.7MPa　飽和蒸気の密度〔kg／m3〕 5 6 7 8 9 2 3 4 5 6 7 8 9 2 3 4 5 6 7 8 9 2 3 4 10 100 1000 10000 5 6 7 8 9 2 3 4 5 6 7 8 9 2 3 4 5 6 7 8 9 2 3 4 10 100 1000 10000 3 4 5 6 10 30 40 50 60 70 100 3 4 5 6 10 30 40 50 60 70 100 蒸 気 流 量（WBS at 0.7 MPa､飽和蒸気）〔kg ／ h〕→ 差 　 圧 （ kPa）→ 20 7 20 7 D＝150、β＝0.7 D＝150、β＝0.6 D＝150、β＝0.5 D＝150、β＝0.4 D＝100、β＝0.7 D＝100、β＝0.6 D＝100、β＝0.5 D＝100、β＝0.4 D＝25、β＝0.4 D＝25、β＝0.5 D＝25、β＝0.6 D＝25、β＝0.7 D＝50、β＝0.4 D＝50、β＝0.5 D＝80、β＝0.7 D＝80、β＝0.6 D＝80、β＝0.5 D＝80、β＝0.4 D＝40、β＝0.7 D＝40、β＝0.4 D＝40、β＝0.5 D＝40、β＝0.6 D＝50、β＝0.6 D＝50、β＝0.7 4.1 7.3 2. 計算例 測定流体：過熱蒸気 流　　量：4000kg／h（於1.8MPa、300℃） 流体温度：300℃ 流体圧力：1.8MPa 流体密度：7.3kg／m3 流量が測定状態の過熱蒸気の流量なので(1) 式で0.7MPa 飽和蒸気流量に換算します。 WBS ＝4000 　　　 　 ＝3000kg／h 2 44 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/