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2 ■口径とスロート番号選択図表 この図表を使うと、流体仕様に適したタップレス・ベンチュリ の差圧とスロート番号を簡単に選択できます。 次に各種流体を参考にして図表の使用方法を説明します。 〔液体用図表の使用例1〕    流体名:浄水    流 量:80 m3/h (at 15℃)    口 径:100A 図表を使用するには流量をまず“見掛けの水流量”に換算して 図表を索引します。ここにあげた使用例1、は15℃の浄水なの で換算は不要ですが他の液体の場合は表1、の換算式で“見掛 けの水流量”に換算します。 手順1 : 液体用図表の口径 100A を見ると、スロート番号は No.4, No.5, No.6が使用できます。 手順2 : 流量 80m3/h のとき生じる差圧は図表より スロート番号 No.4 71 kPa スロート番号No.5 33 kPa スロート番号No.6 8.4 kPa   です。 将来、流量が増減することを予想し、今回はこれに 対応し易い スロート番号No.5 を選択しました。   〔液体用図表の使用例2〕   流体名:微粉炭と油の混合スラリ   流 量:20 Ton/h    口 径:50A    比 重:1.2(表1の G0 に相当する値) 図表を使用するには流量をまず“見掛けの水流量”に換算して 図表を索引します。ここにあげた使用例2、は表1の (3) 式で換 算できます。 手順1 : 表1の (3) 式により QBW=20/ 1.2                 =18.3 手順2 : 液体用図表の口径 50A を見ると、スロート番号は No.1, No.2, No.3が使用できます。 手順3 : 手順1で計算した流量 18.3m3/h のとき生じる差圧は 図表より スロート番号 No.1 41 kPa      スロート番号 No.2 18.3 kPa       スロート番号 No.3 7.3 kPa   です。 将来、流量が増減することを予想し、今回はこれに 対応し易い スロート番号No.2 を選択しました。 表1“見掛けの水流量”QBW に換算する式  測定する液体の流量単位に応じて(1),(2),(3)式の中から式を選択します     QBW=QB×GB/ GO .................. (1) QBW=Qo× GO .................. (2)    QBW=W/ GO .................. (3)  ここに     QBW〔m3/h〕: 図表を使用するため換算した“見掛けの水流量”     QB〔m3/h〕: 測定する液体が基準温度を15 ℃ とした容積流量     Qo〔m3/h〕: 測定する液体が測定温度における容積流量     W〔t/h〕 : 測定する液体が重量流量     GB        : 測定する液体の密度(at 4℃) と水の密度(at 4℃) との比     Go        : 測定する液体の密度(於測定温度) と水の密度(at 4℃) との比 口径とスロート番号選択図表(液体用) WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/