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3 〔気体用図表の使用例3〕 流体名:空気 流 量:8,000 m3/h (N) 口 径:150A 図表を使用するには流量をまず“見掛けの空気流量”に換算し て図表を索引します。 ここにあげた使用例3、は0℃, 0.1013 MPaの空気なので換算は 不要ですが他の気体の場合は表2、の換算式で“見掛けの空気 流量”に換算します。 手順1 : 気体用図表の口径 150A を見ると、スロート番号は No.6, No.7, No.8が使用できます。 手順2 : 流量 8,000m3/h(N) のとき生じる差圧は図表より    スロート番号 No.6 --- kPa       スロート番号 No.7 64 kPa      スロート番号 No.8 25.5 kPa   です。 No.6 は差圧が大きすぎ使用できませんが、スロート 番号 No. 7,または No. 8が使用できます。        表2“見掛けの空気流量”QNA に換算する式  測定する気体の流量単位に応じて(4), (5) 式の中から式を選択します QNA=QN (T/273)(0.1013/P)×G .................. (4) QNA=Q  (273/T)(P/0.1013)×G .................. (5)  ここに QNA 〔m3/h(N)〕: 図表を使用するため換算した“見掛けの空気流量”             (at 0 ℃, 0.1013 MPa) QN 〔m3/h(N)〕: 測定する気体の容積流量(at 0 ℃,0.1013 MPa) Q 〔m3/h〕: 測定する気体の容積流量(於測定温度、圧力) T 〔K〕: 測定する気体の絶対温度 P 〔MPa〕: 測定する気体の絶対圧力  G 〔---〕: 空気を1.000 としたときの測定気体の比重 〔気体用図表の使用例4〕 流体名:湿りがス 流 量:7,000 m3/h 口 径:150A 比 重:0.6 流体温度:95 ℃ 流体圧力:0.2 MPa 図表を使用するには流量をまず“見掛けの空気流量”に換算し て図表を索引します。 ここにあげた使用例4、の流量は測定状態の流量なので表2の(5) 式で換算できます。 手順1 :表2の(5)式により QNA =7000 [273/(273+95)]×[(0.1013+0.2)/0.1013]×0.6   =8054 m3/h(N) 手順2 :口径 150A なので、図表を見ると、スロート番号は No.6, No.7, No.8が使用できます。 手順3 :手順1で計算した流量 8,054m3/h(N) のとき生じる差 圧は図表より      スロート番号 No.6 --- kPa      スロート番号 No.7 64 kPa      スロート番号 No.8 25.5 kPa   です。 No.6 は差圧が大きすぎ使用できませんが、スロート 番号 No. 7,または No. 8が使用できます。 口径とスロート番号選択図表(気体用) 2 45 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/