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4 流速換算式:流速V(m/s)=K×Q K=流速換算係数 =   1     ×   4   3600  πD2  Q=流量(m3/h) ■変換器と検出器組み合わせ上の注意  パルプスラリー流量計は、M G H 1 0 C形変換器および MGH11形検出器を組み合わせて使用した場合に限り、所定 の性能を実現します。他の変換器/検出器と組み合わせた場 合については、性能保証はできません。 ■設置上の注意  本器の性能を最大限に発揮させるために、次に述べる設置 場所の選定基準に従って最適な設置場所を選んでください。 設置後の注意:          警告 ・本器を取外す場合には、配管および検出器内部に液体 の残留、残圧などがない状態で作業を行ってくださ い。負傷などの危険があります。     注意 ・本器を設置後に足場として使用したりすることは、破 損による負傷の恐れがあります。避けてください。 周囲の環境上の注意: ・誘導障害を受ける恐れのある大電流ケーブル、モータ、 変圧器の近くは避けてください。機器の故障や出力誤差 の原因となります。 ・配管振動条件を超える振動の多い場所、腐食性雰囲気の 強い場所は避けてください。検出器の首折れや機器破損 の原因となります。 ・直射日光および風雨を受ける場所は避けてください。機 器および破損、出力誤差の原因となります。 MGH(パルプスラリー用) m3/h l/min m3/h l/min 40 0〜 1.3572 0〜 22.620 0〜 45.238 0〜 753.98 0.2210 50 0〜 2.1206 0〜 35.343 0〜 70.685 0〜 1,178.0 0.1415 80 0〜 5.4287 0〜 90.478 0〜 180.95 0〜 3,015.9 0.05526 100 0〜 8.4830 0〜 141.38 0〜 282.74 0〜 4,712.3 0.03537 150 0〜 19.086 0〜 318.09 0〜 636.17 0〜 10,602 0.01572 200 0〜 33.930 0〜 565.49 0〜 1,130.9 0〜 18,849 0.008842 250 0〜 53.015 0〜 883.58 0〜 1,767.1 0〜 29,452 0.005659 300 0〜 76.341 0〜 1272.4 0〜 2,544.6 0〜 42,411 0.003930 350 0〜 103.91 0〜 1731.9 0〜 3,463.6 0〜 57,726 0.002887 400 0〜 135.72 0〜 2262.0 0〜 4,523.8 0〜 75,398 0.002210 口径 (mm) 最小設定レンジ最大設定レンジ (流速0〜0.3m/s) (流速0〜10m/s) 流速換算係数 K 測定可能導電率: 変換器MGH10C形と組合わせて使用; 20μS/cm以上(20μS/cm以下につきまし てはご相談ください。) 測定流量範囲: 表.2の最小設定レンジ、最大設定レンジ を参照ください。 測定流速範囲: 0m/s〜10m/s 表.2 ・電磁流量計をお使いになる場合に、検出器を非常に接近し た状態で使用しますとお互いの検出器での励磁周波数によ る干渉が発生し、電磁流量計の出力精度に影響を及ぼすこ とがあります。 電磁流量計を近くに設置して使用する場合は、500mm以 上の間隔(検出器の端から端まで)を確保し設置をお願い します。 測定流体上の注意: 測定流体について、次の条件を満たすところに取付けてくだ さい。出力の誤差や出力のふらつきの原因となります。 ・測定流体が測定に必要な導電率(組み合わせ変換器により ます)をもち、かつ導電率の分布がほぼ均一とみなせると ころ。 ・測定流体が電気化学的にほぼ均質とみなされるところ。 例えば、上流側の配管で2液が混合されているような場合 は、2液が均一に混合されているとみなされるところ。 ・混入物がある場合には、混入物の分布がほぼ均一とみなさ れるところ。 電極、接液リング、ライニング等の接液部にカーボン、鉄錆 等の導電性物質が付着すると正しい測定ができなくなる可能 性があります。 付着を防止するために、導電性物質が混入しない水質管理、 または、定期的な清掃を実施してください。 次の流体については測定上問題発生の可能性があります ので、導電率、温度、圧力などが本器の仕様内(「標準仕 様」と「形番構成表」参照)の場合でも本器をご使用になら ないでください。 (1) 温度が高い場合十分な導電率はあるが、温度を常温(約20 ℃) にすると必要な導電率に満たなくなるもの (例 : 脂肪 酸、石けん) (2) 界面活性剤を混合した流体の一部 (例 : リンス、シャンプー、CWM) (3) 絶縁性付着物 (例 : 油、カオリナイト、カオリン、ステアリン酸カルシウム) (4) 十分均一に混合されていない流体 (例 : 薬注直後の流体計測など) ■ライニングの特徴 PFA:  PFAライニングは耐薬品性、耐熱性、耐付着性に優れたラ イニング材料で、ほとんど全ての腐食性液体への適用が可能 です。腐食性液体(硫酸、塩酸、苛性ソーダ、酢酸など)の 測定には、このライニングを選定してください。ただし硝 酸、ふっ酸などにおいて、高濃度、高圧の場合には寿命が短 くなる場合があります。 ETFE:  PFAライニングと比較すると耐薬品性は多少劣ります。硫 酸/ふっ酸/硝酸/塩酸などの強腐食性液体への適用は避けてく ださい。 耐摩耗性に関しては、PFAの約1.5倍の実力を有します。その ためパルプスラリー(黒液を除く)などに対し、PFAより長 寿命での使用が可能です。ただし耐熱性がPFAより劣るた め、120℃を超えるラインでの使用はできません。また蒸気洗 浄を行うラインも避けてください。 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/