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4 ■防爆機器設置上の注意  本器は耐圧防爆構造の電磁流量計です。下記の仕様に従っ て使用するときのみ、指定の防爆性能が得られますので注意 してください。 注1. 一般機器はその入力電源、および機器内部の電圧などの 対地電圧が正常時、および異常時においてもAC 250V  50/60Hz、DC 250Vを超えないものとします。 励磁電圧DC45V、励磁電流200mAを超えないものとし ます。  2. 電磁流量計の周囲温度は50℃とします。  3. 接地はD種接地とします。  4. 接地はA種接地とします。 ■設置上の注意  本器の性能を最大限に発揮させるために、次に述べる設置 場所の選定基準に従って最適な設置場所を選んでください。 設置後の注意:           警告 ・本器を取外す場合には、配管および検出器内部に液体の 残留、残圧などがない状態で作業を行ってください。負 傷などの危険があります。 注意 ・本器を設置後に足場として使用したりすることは、破損 による負傷の恐れがあります。避けてください。 ・前面カバーおよびターミナル側カバーは、電源切断後7 分間待ってから開けてください。 周囲の環境上の注意: ・誘導障害を受ける恐れのある大電流ケーブル、モータ、変 圧器の近くは避けてください。機器の故障や出力誤差の原 因となります。 ・配管振動条件を超える振動の多い場所、腐食性雰囲気の強 い場所は避けてください。検出器の首折れや機器破損の原 因となります。 ・直射日光および風雨を受ける場所は避けてください。 ・塩ビ配管、ライニング配管の場合には、フランジ形検出器 MGG15F形を推奨します。 ・電磁流量計をお使いになる場合に、検出器を非常に接近し た状態で使用しますとお互いの検出器での励磁周波数によ る干渉が発生し、電磁流量計の出力精度に影響を及ぼすこ とがあります。 電磁流量計を近くに設置して使用する場合は、500mm以 上の間隔(検出器の端から端まで)を確保し設置をお願い します。 測定流体上の注意: 測定流体について、次の条件を満たすところに取り付けてくだ さい。出力の誤差や出力のふらつきの原因となります。 ・測定流体が測定に必要な導電率(組み合わせ変換器により ます)をもち、かつ導電率の分布がほぼ均一とみなせると ころ。 ・測定流体が電気化学的にほぼ均質とみなされるところ。例 えば、上流側の配管で2液が混合されているような場合 は、2液が均一に混合されているとみなされるところ。 ・混入物がある場合には、混入物の分布がほぼ均一とみなさ れるところ。 電極、接液リング、ライニング等の接液部にカーボン、鉄錆 等の導電性物質が付着すると正しい測定ができなくなる可能 性があります。 付着を防止するために、導電性物質が混入しない水質管理、 または、定期的な清掃を実施してください。 次の流体については測定上問題発生の可能性がありますの で、導電率、温度、圧力などが本器の仕様内(「標準仕様」 と「形番構成表」参照)の場合でも本器をご使用にならない でください。 (1)温度が高い場合十分な導電率はあるが、温度を常 温(約20℃) にすると必要な導電率に満たなくなる もの (例 : 脂肪酸、石けん) (2)界面活性剤を混合した流体の一部 (例 : リンス、シャンプー、CWM) (3)絶縁性付着物 (例 : 油、カオリナイト、カオリン、ステアリン酸 カルシウム) (4)十分均一に混合されていない流体 (例 : 薬注直後の流体計測など) (5)スラリーの混入している流体 (例:パルプスラリーなど) WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/