【DO!BOOK・ページリンク】
fi-3   5 / 39

BOOKをみる

10秒後にBOOKのページに移動します


2 標準測定レンジ設定範囲 レンジ(mm) 測定レンジ設定範囲(mm) 0〜300 左記レンジ内 0〜350  0〜400  0〜450  0〜500 0〜600  0〜700 0〜800  0〜1000 0〜1200  0〜1500 0〜2000 ■本体仕様 ■動作原理    トルクチューブは一方の端を取り付けネジでトルクチュー ブハウジングに固定されており、他方にはナイフエッジ支点 で支持されたトルクアームが組みつけられています。そして 設置・使用時にトルクアーム先端にフロートを吊り下げ、フ ロート自重によってトルクチューブがねじられた状態で使用 されます。  プロセス液体の液位が変化すると、「アルキメデスの原 理」によりフロートに浮力が生じます(ディスプレースメン ト式のフロートは重く、液位が変化してもフロートはあまり 変位しません。一般的に「液位100%時の発生浮力」<「フ ロート質量」になるように設計されています)。液位に比例 して発生する浮力は、フロートが吊り下げられているトルク アーム/ナイフエッジによってトルクに変換され、トルク チューブへ伝えられます。トルクチューブは、プロセス液体 の封入兼ねじりばねとしての機能を果たし、トルクを角度へ 変換します。その角度はトルクロッド、カップリングを介し て角度センサで検出され、さらにA/D変換されて液位信号と してCPUへ送られます。  トルクチューブがプロセス液体と接液する場合、液体温度 によってトルクチューブ素材の横弾性係数が変化するために ねじりばね定数が変化し、出力シフトが発生します。この液 体温度による出力シフトを補正するために、温度センサに よってトルクチューブ近傍の温度が検出され、さらにA/D変 換されて温度信号としてCPUへ送られます。  これら液位信号、温度信号はCPUによって演算処理され、 設定されたレンジに対応したデジタル信号となります。この 値はD/A変換器により4〜20mADCのアナログ信号になって出 力されます。  なお、SLXシリーズでは液体温度による出力シフトを補正 するために、SFCによって設定可能なパラメータを用意して います(出荷時はデフォルト値に設定されています)。 出力/通信方式:アナログ(4〜20mADC)出力 (MIN3.8mA、MAX20.8mA) WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/