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3 図1  供給電源電圧と負荷抵抗特性 1271 521 250 11.5 17.5 24 42 R:負荷抵抗(Ω) V:供給電圧(v) 動作範囲 0.024 R= V-11.5 〔温度センサ部の誤差〕  ・測温抵抗体:Pt100  ・クラス:A ⇒ 温度センサ製品仕様書より  ・使用温度域:100℃ ±0.15+0.002|t|であるため、   ±0.15+0.002×100=±0.35(℃) 〔総合誤差〕 総合誤差=変換器部の誤差+温度センサ部の誤差 =0.25+0.35 =0.6(℃) 変換器と温度センサを組み合わせた総合 最大誤差は±0.6℃以下となります。 (総合精度は0.6/100×100=0.6%FS.となります) ○デジタル出力で測温抵抗体Pt100をレンジ0〜200℃に設定した場合  の最大誤差の求め方 〔変換器部の誤差〕 変換精度=デジタル精度+アナログ精度+内部冷接点補償精度   (⇒デジタル出力のためアナログ変換誤差は生じません。)     =0.2+0+0     =0.2 最大誤差は±0.2℃以下となります。 (精度は0.2/100×100=0.2%FS.となります。) 〔温度センサ部の誤差〕  ・測温抵抗体種類:Pt100  ・クラス  :B ⇒温度センサ製品仕様書より、  ・使用温度域  :200℃ ±0.3+0.005|t|であるため、  0.3+0.005×200=1.3(℃) 〔総合誤差〕 総合誤差=変換器部の誤差+温度センサ部の誤差 =0.2+1.3 =1.5(℃) 変換器と温度センサを組み合わせた総合 最大誤差は±1.5℃以下となります。 (総合精度は1.5/200×100=0.75%FS.となります。) 精度計算の例 ATT60/70を使用し、汎用温度センサを使用した場合の最大誤差、および 精度の計算方法につき、以下に示します。 ATT60/70と温度センサはそれぞれに独立した誤差を持ち、組み合わせで 使用される場合には、これらの合算で考える必要があります。 なお、温度センサ部の誤差はセンサ種類や測定する温度域、そして、クラ スによってそれぞれ精度が異なります。温度センサの精度につきまして は、汎用温度センサの製品仕様書を参照してください。 ○アナログ出力でSK(K)熱電対をレンジ0〜1000℃に設定した場合  の最大誤差の求め方 〔変換器部の誤差〕 変換精度=デジタル精度+内部冷接点補償精度+アナログ精度     =0.4+0.5+1000×0.05%FS     =0.4+0.5+0.5     =1.4(℃) 変換器部の最大誤差は±1.4℃以下となります。 (精度は1.4/1000×100=0.14%FS.となります) 〔温度センサ部の誤差〕  ・熱電対種類:SK(K)  ・クラス:2  ⇒温度センサの製品仕様書より  ・使用温度域:1000  ±0.0075|t|    であるため、 ±0.0075×1000=±7.5(℃)   〔総合誤差〕 総合誤差=変換器部の誤差+温度センサ部の誤差 =1.4+7.5 =8.9(℃) 変換器と温度センサを組み合わせた総合最大 誤差は±8.9℃以下となります。 (総合精度は8.9/1000×100=0.9%FS.となります) ○アナログ出力で測温抵抗体Pt100をレンジ−20〜80℃に設定した  場合の最大誤差の求め方 〔変換器部の誤差〕 変換精度=デジタル精度+内部冷接点補償精度+アナログ精度     =0.2+0+100×0.05%FS     =0.2+0+0.05     =0.25(℃) 変換器部の最大誤差は±0.25℃以下となります。 (総合精度は0.25/100×100=0.25%FS.となります) { } { } { } 表2. 変換精度 ※総合精度=デジタル精度+アナログ精度(但し、デジタル出力タイプはデジタル精度のみ) センサ種類デジタル精度 内部冷接点 補償精度アナログ精度最小スパン SJ(J) ±0.3℃ SK(K) ±0.4℃ ST(T) ±0.4℃ SE(E) ±0.3℃ Pt100 ±0.2℃ 10℃ mV ±0.05%rdg、または ±50μVのいずれか 大きい方 2mV ±0.5℃ ±0.05%FS 25℃ 不要 4 2 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/