1 No.SS1-HGC333-0100 （第4 版） 都市ガス発熱量測定システム HGC303システム ■ 概　要 当システムは発熱量測定ガスクロマトグラフHGC303形を使 用した都市ガス用の発熱量測定監視システムです。 ［主要システム構成機器］ ● 発熱量測定ガスクロマトグラフ（以下HGC303） ● 導入するガスを調整するサンプリングシステム（以下HGS） ● H G Cの自動校正を行うためのターミナルユニット（以下 HMU） ● 測定されたガス組成をコンピュータに取り込むための フィールドバス・インタフェースカード ● コンピュータ上で動作する帳票プログラム（以下HGM） ■ 特　長 １） 成分分析 HGC303は、CH4からC6H14までの飽和炭化水素と、N2、 CO2の11成分の分析を行い出力します。 ２） 計算出力 成分分析の結果は、JIS K-2301「燃料ガス、および天然ガス −分析・試験方法」、および「都市ガスの測定方法の手引き」 （日本ガス協会編）に準じ、発熱量、ウォッベインデックス （以下WI）、最大燃焼速度（以下MCP）、圧縮係数、比重、密 度、総和補正値を計算し出力します。 ３） 監視機能 HGC303の分析は5分間隔で間欠的に行います。法定計測の みならず、プラントの運転状況を監視・把握する上でも役 立ちます。 ● HGMは出力される発熱量、WI、MCP、成分総和濃度のト レンド表示、また毎日2回行われる法定計測の結果のトレ ンド表示が可能です。 ● WIとMCPはXYグラフで表示し、燃焼性の確認が一目で確 認できます。 ● 高精度な分析にガスクロマトグラフがの健全であること は重要です。HGMは、ガスクロの運転上重要なクロマト グラフ、内部恒温槽温度とキャリア圧力値を常に監視し ており、ガスクロの運転状況が把握できます。 ４） レポート機能 ● HGMでは測定結果をコンピュータ内のハードディスクに データ保存をするとともに、ガス事業法第21条関連の様 式17号、および様式19号の書式で出力します。 ５） 保守管理 ● HGC303は標準ガス校正を任意の間隔で自動的に行うこと が可能です。 ● HGMではHGC303の自己診断結果を示すと共に、異常時 の対応方法を示します。 図1.　都市ガス発熱量測定ガスクロマトグラフHGC303本体 図2.　HGC303システム概観（デスクトップ型の例） 図3.　デスクトップ型下部分析部分の例 ※本製品は一般工業市場向けです。 5 1 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/