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2 ■ システム構成 測定ガス 標準ガス キャリアガス 計装エア/窒素 サンプリング装置(HGS) ・減圧弁 ・圧力ゲージ ・流量計 ・ニードル弁 ・電磁弁 HGC303 サンプルベント ベント フィールド バスカード プリンタ 記憶装置 100VAC 電源24V DC 電源 HGC データマネージャー HDM303 帳表プログラム HGM 図4. 基本システム構成図 ■ システム構成の説明 当発熱量測定システムはHGC303を核に、上記のような構成 をとります。 【ガス系】 ガスクロマトグラフHGC303は、測定ガスのコンディション を整えるサンプリング装置の中に収納されています。 供給していただくのは、@測定対象となる測定ガス、A HGC303の校正に使用する標準ガス、B分析手法のガスクロマ トグラフ法に必ず必要なキャリアガス(He)、そしてCHGC303 の分析バルブの作動圧としてキャリアガスを代用いただくか、 あるいは窒素ガス、計装エアをご使用いただけます(推奨: キャリアガス、あるいは窒素ボンベ、エアボンベの併用)。 また、排出ガスは測定系流路に流れ、キャリアガスが混ざっ た排ガス(サンプルベント)と、測定系流路には流れずに測定ガ スそのままの排ガス(ベント)の2種類があります。サンプルベ ントは背圧がかからないように、大気開放としてください。 サンプリング装置とは、測定ガスやキャリアガスをHGC303 に所定の圧力・流量で供給するための装置です。通常は圧力 ゲージ付減圧弁とフィルタ、ニードル付、流量計、そして標準 ガスとの流路切り替えを行う3方弁で構成されますが、測定条 件により様々な構成が考えられます。 【電源系】 HGC303、およびHDM303は24VDCで動作する機器です。そ のため24VDC電源を使用します。なお、HGC303の内部には恒 温槽のためのセラミックヒータを内蔵しているため、電源容量 としては4Aもの電流を必要とします。 【信号系】 HGC303は、FOUNDATION FieldbusTMを使用して信号伝送を 行っています。 そのため、HGC303から出力された信号は、ターミナルユ ニットHMUで受け、さらにフィールドバス・インタフェース カード(NI-FBUS/日本ナショナルインスツルメント社製)を経 て、管理用パソコンに入ります。 【信号処理系】 管理用パソコンの中では、Windows XP上で、フィールドバ ス・インタフェースカードのためのドライバーソフトが動作 し、さらに、HGC303の発熱量測定プログラムであるHGM が動 作しています。 管理用ソフトウエアでは、発熱量表示の他、WI値やMCP値 をグラフィック表示するほか、ガスクロマトグラフとしてのク ロマトグラムの表示や恒温槽温度、キャリアガス圧力などを監 視できます。 さらに、測定結果はガス事業法第21条関連の様式17号、およ び19号で任意の時間に定めた法定計測結果を自動プリントアウ トします。 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/