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5 ■ HGMガス事業法帳票プログラム監視画面 1)法定計測監視画面 ガス事業法対応ガスクロの監視項目として重要なのは、供給 ガスの発熱量と燃焼性(WIとMCP)です。法定計測監視画面で は、午前・午後に行われる法定計測の出力結果をもとにグラフ を作成します。 中央部のグラフには、以下の5項目から選択した2つの値をト レンドグラフとして表示し、月度の平均発熱量を自動計算する ので、日頃の運転情報として役立ちます。また、表中には測定 値が表示され、これをもとにWIとMCPの最大/最小値を表示 します。 ● 発熱量(MJ/Nm3) ● 比重(-) ● WI(-) ● MCP(-) ● 平均発熱量(MJ/Nm3) 図5. 法定計測監視画面 2)熱量グラフ監視画面 熱量グラフ監視画面では、HGC303が5分間隔で測定した結果 を表示します。 左上のトレンドグラフには、発熱量と測定した成分濃度の合 計値(総和補正前)を表示しています。ガス事業法では、補正前 の濃度の総和が98〜102vol%の範囲にある場合のみ、総和補正 を施すことが許されています。また、左下のトレンドグラフに はWIとMCPを表示しています。 右下のグラフは、WIとMCPからなる燃焼性確認のためのグ ラフが用意されており、このグラフ上には供給規定上定めた範 囲を枠線として記入でき、供給ガスの燃焼性を一目で確認でき ます。なお、枠線は二重に引くことが可能であり、供給規定の ほか自社規定などのご評価にも、ご使用いただけます。 図6. 熱量グラフ監視画面 3)クロマトグラム監視画面 クロマトグラム監視画面は、HGC303のガスクロとしての運 転状況を確認、監視する画面です。上段のクロマトグラフ画面 では、HGC303が実際に分析をしているクロマトグラムを表示 します。ガスクロとして正しく分析されているかどうか、専門 家の目で確認をする画面です。 下段はガスクロ内の恒温槽温度とキャリア圧力の監視をして います。スタートアップ時や急な停電の後など、ガスクロが安 定性を確認するグラフです。 右端には各種成分の以下の値が表示されます。 ● リテンションタイム(秒) ● ピーク高さ/ピーク面積(カウント) ● 濃度(総和補正前)/(総和補正後)(vol%) ● 恒温槽温度(℃) ● キャリア圧力(kPa) 図7. クロマトグラム監視画面 5 1 WEBサービス製品の最新情報はwww.azbil.com/jp/