研究開発

アズビルのコア技術の開発を担う基幹技術開発部で、2年前から海外のグループ会社とともに新しいアクチュエータ技術の開発に励んでいます。

Presentation 1  私が属する部門の役割
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基幹技術開発部は、アズビルグループの次世代製品の根幹となるコア技術の開発を担っています。そのなかでアクチュエーティング技術グループは、生産装置や生産の自動化システムに関するアクチュエータや周辺の要素技術の探索などを行っています。プロジェクトはグループ内だけで完結するものではなく、基幹技術開発部のほかのグループ、生産技術や生産部門、あるいは海外のグループ会社などのスタッフと連携しながら進めます。

製品
Presentation 2  私の仕事内容
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一般に制御システムは計測部(センサ)、調節部(コントローラ)、操作部(アクチュエータ)の3つで構成されています。アズビルは計測と制御の技術を追求してきた歴史から、センサとコントローラに関して多くの製品を有し、豊富な知見も蓄積されています。それに比べてアクチュエータ技術はアズビルにとってこれからの分野であると言えますが、IoTやインダストリー4.0といったモノづくりの新たな潮流において、自動化システムに関する課題解決に貢献できるアクチュエータを開発することがグループのミッションだと私は思っています。 2年前からアクチュエータ関連の要素技術の開発に携わり、現在は海外のグループ会社と連携したプロジェクトに参加しています。内容はオープンにできませんが、前例のないものを試作することも多く、先行技術の調査、社内外での情報収集などを行いながら、試作品の機械設計、評価に多くの時間を割いています。

My Schedule
Presentation 3  仕事の難しさや課題
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学生時代に機械工学を専攻していましたが、機械駆動系の機械設計やプログラム設計は未体験でしたから、試行錯誤しながら業務をしています。ある機能を実現する機械/プログラムを設計する際に、実現手段の検討→計算・解析→設計→実機で確認→見直しというPDCAサイクルを回せるようになってきつつあるとは思いますが、まだまだです。 また時間の使い方に苦労しています。開発期限があり、関わる人が一人ではない点が学生時代とは異なります。限られた時間で成果を出さなければいけない場合は、周りの人に協力を仰いだりしながら、開発を進める必要があります。逆に、自分も周囲に協力しようと思うので、仕事は助け合いながらするものだと感じます。1日のうちでもスケジュールを立てて仕事を取り組んでいますが、思うように出来なかったときには何が原因か、どうすれば次はうまくいくかを見直すようにしています。

筐体画像

My Milestone

大学院では機械工学を専攻し、流体計測や燃焼工学に関する研究をしました。燃焼は、研究室内では新しい研究領域だったため、自力で教科書や論文から学び、他大学の先生にも教えを請うて、論文投稿にこぎつけた思い出があります。苦労も多かったですが、ここまでやらないとだめなんだという学術界のハードルを学びました。また、海外の非常に優秀な研究者と接する機会があり、どれだけ努力しても上には上がいることを実感しました。研究者や開発者に必要なことは、驕らず謙虚に学び続ける態度だと思いました。

Presentation 4  仕事のやりがい
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研究開発は、世の中にない新しいものを生み出せる仕事だから面白いと思います。また、生み出すまでの一連のプロセスを経験できることが魅力だと思います。研究開発は、まず市場や技術の動向を調査して今後の動向を予測し、ある仮説に基づいて課題を設定し、その課題を解決する手段を検討し、実現する仕事です。解決手段を実現するために、さまざまな知識や技術を総動員して設計しますが、それが事前に検討し考えた通りに動けば嬉しいですし、そういった検討を通じて現象への理解が深まると面白いと感じます。

執務中

世の中になかったものを生み出す仕事に喜びを感じています。

アズビルを担っていくような技術を開発したいですね。

Presentation 5  今後の目標
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ひとつのプロジェクトを3年スパンとして、30代であと3つくらいのテーマに向き合った後に、生涯にわたって軸となるテーマが見えてくる気がしています。そこからアズビルグループを担っていく技術を開発したいと思います。専門技術だけでなくビジネス面からも物事を捉えられるようになり、アズビルが目指すべき方向を示し、それを実現できる人間になりたいと思っています。

職場風景

※記事及び写真は取材時のものです。

menber of R&D

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