HOME > 製品・サービス > 工場・プラント向け製品/サービス > 製品 > 流量計 > 渦流量計 > マルチバリアブル式渦流量計
形 AX2□□□

マルチバリアブル式渦流量計形 AX2□□□

マルチバリアブル式渦流量計 形 AX2□□□は、アズビルグループの技術を結集し、「マルチバリアブル」を持った独自の流量計です。渦流量計は、液体・気体・蒸気と様々な流体の流量測定が可能で、 -200℃から+400℃までの幅広い流体温度に対応しています。
AX2□□□は、特に気体(ガス)、過熱蒸気の流量測定を精度よく行うことができます。
「渦検出流速センサ」「圧力センサ」「温度センサ」の3つのセンサを搭載したマルチバリアブル機能により、流量・流体温度・流体圧力を測定し、密度補正で気体・液体・蒸気など様々な流体の質量流量測定が可能です。

インライン形

  • 1台4役:1台で流量計・圧力発信器・温度発信器・質量流量演算器の4つの機能を持ち、体積流量・質量流量・流体温度・流体圧力・計算密度の中から3つを選択して出力することが可能なため、計測の効率化・コスト削減が図れます。
  • 温度・圧力測定による密度補正機能で高精度な質量流量計測を実現します。
マルチバリアブル式渦流量計 AX2□□□の内部構造

マルチバリアブル式渦流量計 形 AX2□□□の内部構造


ページの先頭


1台 4役!

流体温度・流体圧力の2変数を計測することで測定流体の密度補正を行い、温度・圧力により密度変化する気体、および過熱蒸気の高精度な質量流量測定が可能となります。
1台で、流量・温度・圧力の3変数を測定、出力することができるため、この3変数の測定を行うプロセスにおいては、複数の機器を設置、配線する必要がなく、トータルコストの削減が可能です。


温度・圧力による優れた密度補正機能

ここでは、ボイル・シャルル式*と本器の密度計算式を比較します。( * 一般的な気体の密度補正に使われる計算式)
320℃の過熱蒸気を例にとり、過熱蒸気表に記載された密度を真値とし、ボイル・シャルル式で計算した密度と、本器の計算式による密度を比較し、本器の計算密度が過熱蒸気表の密度によく一致していることが分かります。
また、ボイル・シャルル式で計算した密度は圧力が高くなるに従い、過熱蒸気表の密度との差が大きくなります。(A図参照)
B図では、本器およびボイル・シャルル式で計算した密度と、過熱蒸気表の密度の誤差を表しています。この誤差が質量流量精度の誤差に加算されます。
本器が精度良く質量流量測定できるのは、正しい密度計算に基づくものであり、様々な過熱蒸気や気体の質量流量計測を可能にしています。

■ 320℃の過熱蒸気の密度 [A図]

320℃の過熱蒸気の密度 [A図]

■ 320℃の過熱蒸気表の密度差(%) [B図]

320℃の過熱蒸気表の密度差(%) [B図]


ページの先頭


本製品に関するご相談・ご質問はこちらからお気軽にお問い合わせください。

ウェブサイトからのお問い合わせ

製品についてのご相談 カタログ請求