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アズビルの調節弁の歴史
90年の歩みとともに進化してきた調節弁
アズビル株式会社は1906年の創業以来、「計測と制御」の技術を基に、産業の発展を支えてきました。バルブ製品の一種である調節弁は、その中核を担う製品分野の一つです。
アズビルの調節弁の歴史は1936(昭和11)年に、外国の調節弁を参考にして日本で初めて国産の自動調節弁の開発・生産に成功し、1号機を当時の日本石油秋田製油所に納入したのが始まりです。このトップ・アンド・ボトム・ガイド形式の調節弁は、現在も石油業界の製品仕様規格“UOP”として現存しています。
昭和10年代には、日本独自の新たな要求に対応した単座式の調節弁を展開。戦後の昭和20年代には、石油・鉄鋼・化学プラントの装置設備の拡充を背景に標準化が進み、調節弁の需要が拡大していきました。
高度経済成長期にあたる昭和30~40年代は、需要拡大と産業分野の広がりを背景に、アズビル独自の技術開発・製造体制を強化し、ケージ型調節弁を世界で初めて製品化するなど、多くの調節弁を世に送り出しました。併せて、プラントの大型化・高圧化に対応した調節弁の開発が進められました。
その後も、省資源・省エネルギーへの対応や市場要求の多様化、国際化を背景に、時代の要請に応じて調節弁の技術を進化させてきました。
トップ・アンド・ボトム・ガイド形複座自動調節弁
次世代調節弁「6000シリーズ」発売
こうした90年にわたる実績をもとに誕生したのが、2025年10月1日より販売を開始した調節弁「6000シリーズ」です。石油精製・化学品製造市場向けの基幹製品として位置付けられ、国際規格IEC60534*1に準拠しています。
CFD解析*2を活用した設計により定格Cv値*3を向上させるとともに、シートリーク性能はIECクラスIVおよびVに対応。さらに、国際規格ISO15848-1*4に準拠した構造により、プロセス流体の外部漏洩防止に配慮しています。
「6000シリーズ」は、アズビルのプロセスオートメーション向け調節弁における次世代標準プラットフォームとして、長年培ってきたバルブ設計の経験を基に、今後も幅広い業種のニーズに対応することで市場の拡大を図っていきます。
調節弁「6000シリーズ」
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*1:国際規格IEC60534
IEC(国際電気標準会議)が公開した国際標準。IEC60534とは、工業プロセス用調節弁の設計、性能、試験、騒音、寸法などに関する一連の標準を定めている。 -
*2:CFD解析
Computational Fluid Dynamics、数値流体力学解析のことで、流体(液体や気体)の流れをコンピュータ上で数値的にシミュレーションする技術。 -
*3:定格Cv値
バルブがどれだけ流体を通すかを示す性能指標。Cv値が大きいほど流体が流れやすく、圧力損失が少なくなり、エネルギー損失が少ない。 -
*4:国際規格ISO15848-1
ISO(国際標準化機構)が公開した国際標準。工業用バルブを対象とし、調節弁における外部漏洩量の計測方法やテスト方法、認定にかかわる手順を規定している。