「平成31年度 エネルギー使用合理化等事業者支援事業」の公募において、製紙会社などでアズビルをエネマネ事業者として活用するスキームが採択 - 6年連続、複数事業での採択 -

2019年11月11日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:曽禰寛純)は、工場領域において、当社をエネルギー管理支援サービス事業者(以下、エネマネ事業者)として活用するスキームが、「平成31年度エネルギー使用合理化等事業者支援事業」(以下、本事業)に採用されたことをお知らせします。

■当社をエネマネ事業者として活用する事業
事業者名 事業の名称 事業の概要
(a)一般事業 +(d)エネマネ事業
中国精油株式会社 中国精油株式会社 水島工場における生産設備高効率化およびEMS*1導入による省エネルギー事業 本事業では既存のバッチ式蒸留装置を連続蒸留装置へ更新し、生産効率化を図り、エネルギー使用量を削減する。また、構内の水銀灯をLED化およびスクラバーのインバータ化を実施し、さらにEMSにてエネルギー最適化による省エネルギーを図る事業である。
(b)大規模事業 +(d)エネマネ事業
株式会社ジェイテクト 株式会社ジェイテクト岡崎工場におけるコジェネおよびEMS導入による省エネルギー事業 高効率ガスコージェネレーションシステムを導入し、事業場内の電力・熱エネルギー負荷に応じて最適なエネルギー利用を実現する。また、高効率の吸収式冷温水機、エアコンプレッサ、変圧器に更新し省エネルギー化を図る。さらにEMSにてエアコンプレッサの運転制御を行い、導入設備のエネルギー使用状況を監視し適正な運用を継続的に行う。
(c)連携事業 +(d)エネマネ事業
いわき大王製紙株式会社/エリエールプロダクト株式会社 いわき大王製紙株式会社とエリエールプロダクト株式会社福島工場における廃棄物燃料利用による省エネルギー事業 2号重油ボイラーを廃止し、廃棄物燃料を使用する5号ボイラーを設置する。これにより1号重油ボイラー、2号重油ボイラーで使用する重油を削減する。さらに5号ボイラー用として3号タービンを設置することで自家発電率を向上させるとともに自己託送制度を用いてエリエールプロダクト株式会社福島工場に電力を供給し、連携による省エネルギーを図る。

* SIIの交付決定案件一覧より抜粋したものです。
*(a)一般事業、(b)大規模事業、(c)連携事業は単独で申請、または(d)エネマネ事業と組み合わせて申請することができます。

本事業は、事業者が計画したエネルギー使用合理化の取組みのうち、省エネルギー性能の高い機器及び設備を導入する事業に対して、省エネルギー投資促進に向けた支援補助金交付規程に基づき国庫補助金の交付が行われるものです。さらに、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)に登録されたエネマネ事業者と「エネルギー管理支援サービス」を契約し、エネマネ事業者が提供するEMSを用いて、EMSの制御効果と省エネルギー診断等による運用改善効果により、効果的に省エネルギーを図る事業(エネマネ事業)に要する経費の一部を補助する事業を実施。各部門の省エネルギーを推進し、内外の経済的社会環境に応じた安定的かつ適切なエネルギーの需給構造の構築を図ることを目的としています。
当社は、SIIが行ったエネマネ事業者公募に応募し、平成31年度のエネマネ事業者として6年連続で登録されております。

経済産業省が発表した「資源・エネルギー関係概算要求の概要(令和元年8月)」には、「複数事業者が連携した省エネ取組等の高度な省エネ取組を重点的に支援する」と記されています。今年度から本補助金に新たな枠組みとして加わった、この「連携事業」+「エネマネ事業」で採択されたのは、全採択事業の中で、いわき大王製紙株式会社/エリエールプロダクト株式会社の事業1件のみです。

当社は、エネルギーマネジメントソリューションを重要な事業領域として位置づけており、現在までに様々な省エネソリューションを提供し、豊富な実績とノウハウを所有しています。さらに6年にわたるエネマネ事業者としての実績も加わり、さらなる市場拡大を目指します。

当社はazbilグループの理念である「人を中心としたオートメーション」の下、SDGs(持続可能な開発目標)やSBT (企業版2℃目標)達成に向けて、工場や建物の省エネルギー・省CO2を実現するさまざまな手法を提案し、地球環境保全に貢献してまいります。

*1 EMS:エネルギーマネジメントシステム

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

お電話でのお問い合わせ

アズビル株式会社 アドバンスオートメーションカンパニー
SSマーケティング部1グループ TEL:0466-52-7040