アズビル、CDP「サプライヤー・エンゲージメント評価」で、最高評価の「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に2年連続で選定

2023年3月31日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、国際環境非営利団体であるCDPにより、「サプライヤー・エンゲージメント評価」において最高評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に2年連続で選定されましたのでお知らせいたします。

サプライヤー・エンゲージメント・リーダー

「サプライヤー・エンゲージメント評価」は、気候変動課題に対して企業がどのように効果的にサプライヤーと協働しているかを、CDP気候変動質問書のガバナンス、目標、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量(スコープ3※1)、バリューチェーンエンゲージメントの4つの分野への回答、およびCDP気候変動質問書全体のスコアに基づき評価するものです。2022年度は、この最高評価となる「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に評価対象企業の上位8%が選定され、当社も再びその内の1社となることができました。

azbilグループは、事業を通じてお客様の現場での温室効果ガス排出量削減に取り組むとともに、自らの企業活動においても、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量(スコープ3)の削減を独自のSDGs目標とするなど積極的に取り組んでおり、こうした取組みが評価されました。

■azbilグループの環境への取組み
2050年に自らの事業活動に伴う温室効果ガスの排出量(スコープ1+2※1)を実質ゼロにする「2050年 温室効果ガス排出削減長期ビジョン」を策定し、カーボンニュートラルの実現を掲げています。この達成に向けた中間目標として、「2030年温室効果ガス排出削減目標」を定め、サプライチェーン全体でのCO2排出量削減に取り組んでいます。
2021年度の事業活動に伴う温室効果ガス排出量(スコープ1+2)は2017年度比27%削減(2030年度目標:2017年基準55%削減)、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量(スコープ3)は2017年度比23%削減(2030年度目標:2017年基準20%削減)となりました。スコープ3については、前倒しで目標を達成いたしました。今後はさらなる改善に向けてグループ横断的な取組みを推進し、サプライヤーとの連携強化を進めてまいります。

このほか気候変動への対応としては、環境統合型経営※2の考えの下、当社のシステム・機器を活用した省エネルギーの推進など様々な施策に取り組むとともに、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に沿った、機会・リスクに関する定量情報を含む開示を行っています。また、azbilグループならではの取組みとして、製品・サービス・ソリューションの提供を通じて、お客さまの現場におけるCO2削減※3に取り組んでおり、2030年には年間340万トンのCO2削減を目指しています。

azbilグループは「人を中心としたオートメーション」のグループ理念の下、持続可能(サステナブル)な社会へ「直列」に繋がる貢献を実践することで、自らの中長期的な発展、企業価値の持続的な向上に取り組んでまいります。

[CDPについて]
企業や自治体を対象とした世界的な環境情報開示システムを運営する国際環境非営利団体。2000年に設立され、現在では130兆米ドル以上の資産を保有する680以上の投資家と協働し、資本市場と企業の調達活動を介して、企業に環境情報開示、温室効果ガス排出削減、水資源保護、森林保護を働きかけている。
https://japan.cdp.net/

※1 スコープ1、2、3
スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
スコープ2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
スコープ3:事業者の活動に関連する他社の排出(スコープ1、スコープ2 以外の間接排出)

※2 環境統合型経営
脱炭素化・資源循環・生物多様性保全などの幅広い環境活動が統合的に事業に取り込まれた経営

※3 お客さまの現場におけるCO2 削減
azbilグループは、SDGs目標として独自の4つの基本目標(Ⅰ環境・エネルギー、Ⅱ 新オートメーション、Ⅲサプライチェーン・社会的責任、Ⅳ 健幸経営・学習する企業体)と具体的なターゲット・指標を設定、その着実な実行とともに継続的な見直し・水準の向上に向けた取組みを実施しています。お客さまの現場におけるCO2削減を含め温室効果ガス排出量削減に関するターゲット、指標としては以下を設定しています。

基本目標Ⅰ 環境・エネルギー (エネルギー課題の解決に関する2030年度目標)
・お客さまの現場におけるCO2削減効果目標:340万トンCO2/年
・事業活動に伴う温室効果ガス排出量(スコープ1+2)55%削減(2017年基準)
[2021年8月 SBTi再認定(1.5℃目標)]
・サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量(スコープ3)20%削減(2017年基準)
 [2019年5月 SBTi認定]

SBTi(Science Based Targets initiative)
CDP、国連グローバルコンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)が共同で設立した、企業のCO2排出量削減目標が科学的な根拠と整合したものであることを認定する国際的なイニシアチブ。

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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