トイレ使用状況把握

IoT時代におけるスマートトイレとビルディングオートメーションシステムの統合システム開発

ビルの衛生設備機器の1つであるトイレは、機器内部の各種センサ情報を使用し、高度な節電・節水機能を実現している。一方で、近年のIoT(Internet of Things)の進展を背景に(1)、トイレにおいても外部ネットワークとの連携による新しい付加価値が期待されている。そこで今回、TOTO株式会社のスマートトイレ機器とBA(Building Automation)システムの統合システム開発に取組み、その実証試験として実物件にて各種トイレ用衛生設備機器とBAシステムをBACnetで接続した(2)。実証期間におけるトイレ使用状況のデータはアズビルクラウドセンターのサーバに長期間蓄積しており、データを集計・分析することで、設備保全・設備設計に価値のある情報を得ることができた。

アズビル株式会社 ITソリューション本部 鈴山 晃弘
アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー 福田 一成

azbil Technical Review 2017年 特集:新たな情報技術潮流における「人を中心としたオートメーション」

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