作業記録デジタル化
ニューノーマルな働き方や業務の変革を支援する 現場でつくる作業記録サービス
アズビルのクラウドによるソフトウェアアプリケーションサービスとして2020年7月に現場でつくる作業記録サービス(以下、本サービス)をリリースした。これは紙に手書きしていた記録業務をデジタルに置き換えるサービスである。様々な現場では人とモノが一緒に働いており、現場で起きていることを正しく把握するには「人とモノ」両方の情報が必要である。しかし、IoT化が進むモノと比べて、人の情報のデジタル化は遅れており、その情報を活用することが困難であった。本サービスはITスキルを問わず、作業を容易に編集・管理し、継続的な業務改善を支援するものであり、人の作業データを簡単にデジタル化し、他のコンピュータシステムデータやIoT機器データなどと組み合わせて扱えるようにするものである。本サービスはクラウドサービスとして迅速かつ継続的に新しい価値をお客さまに提供することを目指しており、本稿では、その開発コンセプトと技術要素、特長と機能および適用業務、そしてコロナ禍以降の新しい働き方への適用の可能性について報告する。
アズビル株式会社 ITソリューション推進部 鈴木 丈樹
アズビル株式会社 IT開発本部 岸 勝
アズビル株式会社 IT開発本部 奥山 剛
アズビル株式会社 IT開発本部 尾形 知美
azbil Technical Review 2021年 特集:新しい働き方を支援する「人を中心としたオートメーション」