作業記録/指示

クラウドMESを活用した生産現場における IT基盤の構築とDX推進

従来,生産領域においては,情報システムが工場(製造ライン)ごとに必要とされる生産情報を取り入れて発展してきたために情報活用が困難となってきている。クラウドMESは,複数の工場を一括管理できるため,サーバやソフトウェアなど の情報システムを自社で管理するシステムでは困難であった物理的に異なる現場に共通の情報として管理できるため,個人の知見が,組織内の多様な意見と融合し,情報の共通基盤としてKKD(勘・経験・度胸)から脱却し,より客観的な情報を利活用した強い現場づくりとデジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進が行える。

アズビル株式会社 IT開発本部開発2部 玉置 順久

azbil Technical Review 2023年 

PDF (3,053KB)で見る | HTMLで見る

Pharmanage™ Ⅴ 顧客固有の業務プロセスのシステム化を容易にする医薬向けMESの開発

近年,新薬の開発が盛んに行われ,医薬品製造においては市場への速やかな安定供給に向け,業務プロセスに適合するMES(Manufacturing Execution System:製造実行システム)の導入が求められている。このため,顧客固有の業務プロセスに柔軟に適合するための仕組みを備え,システム導入を容易にした新たな医薬向けMESパッケージソフトウェアPharmanage Ⅴを開発した。

アズビル株式会社 アドバンスドオートメーションカンパニーIAS開発部 染谷 知則 アズビル株式会社 アドバンスドオートメーションカンパニーIAS開発部 松井 夏美 アズビル株式会社 アドバンスドオートメーションカンパニーIAS開発部 小山 英聡

azbil Technical Review 2023年 

PDF (1,274KB)で見る | HTMLで見る

ニューノーマルな働き方や業務の変革を支援する 現場でつくる作業記録サービス

アズビルのクラウドによるソフトウェアアプリケーションサービスとして2020年7月に現場でつくる作業記録サービス(以下、本サービス)をリリースした。これは紙に手書きしていた記録業務をデジタルに置き換えるサービスである。様々な現場では人とモノが一緒に働いており、現場で起きていることを正しく把握するには「人とモノ」両方の情報が必要である。しかし、IoT化が進むモノと比べて、人の情報のデジタル化は遅れており、その情報を活用することが困難であった。本サービスはITスキルを問わず、作業を容易に編集・管理し、継続的な業務改善を支援するものであり、人の作業データを簡単にデジタル化し、他のコンピュータシステムデータやIoT機器データなどと組み合わせて扱えるようにするものである。本サービスはクラウドサービスとして迅速かつ継続的に新しい価値をお客さまに提供することを目指しており、本稿では、その開発コンセプトと技術要素、特長と機能および適用業務、そしてコロナ禍以降の新しい働き方への適用の可能性について報告する。

アズビル株式会社 ITソリューション推進部 鈴木 丈樹
アズビル株式会社 IT開発本部 岸 勝
アズビル株式会社 IT開発本部 奥山 剛
アズビル株式会社 IT開発本部 尾形 知美

azbil Technical Review 2021年 特集:新しい働き方を支援する「人を中心としたオートメーション」

PDF (1,495KB)で見る | HTMLで見る

課題解決キーワード一覧に戻る