全館空気清浄・換気専用システム「e-kikubari」を販売開始 - 全館空調システムで実績のある「アズビル」がお届けする、新しい換気システム -

2022年4月21日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、一般戸建て住宅用に、一つのシステムで家じゅうの空気清浄、第1種熱交換換気※1を行う、全館空気清浄 換気システム「e-kikubari™」を、本日より販売開始します。アズビルの空気清浄、換気の技術を応用した本製品を、PM2.5やウイルスなどに起因する、住宅内の空気環境に関する懸念への解決策の一つとして、提案します。

近年、花粉、PM2.5、浮遊ウイルスなどへの懸念が多く報道され、住宅内の換気の必要性や、空気環境の改善が課題となっています。当社では、1997年からおよそ25年にわたり、全館空調システム「きくばり™」※2の研究開発、販売、アフターサービスを通じ、先駆的にこれらの課題に取り組んでまいりました。

販売を開始する全館空気清浄 換気システム「e-kikubari」は、当社が全館空調システム事業にて培った、こだわりの空気環境を、より多くのお客さまにお届けするために研究、開発した製品で、家じゅうをきれいな空気(空気清浄)、新鮮な空気(換気)にすることが可能です。

新しく発売するシステムには3つの特長があります。
第1の特長として、空気清浄は、商用施設でも採用されている強力な除去性能を持つ「電子式エアクリーナ」を搭載し、PM2.5 を99%※3、浮遊ウイルスを99.99%以上除去※4する性能を有しています。「e-kikubari」は家じゅうの空気を循環し、粉じんを除去するため、設置された部屋のみが局所的にきれいになるポータブル型の空気清浄機に比べ、家全体の空気がきれいになります。また、帰宅時に住宅内に持ち込まれた粉じんや、生活の中で発生する粉じん、窓開けなどにより家の中に入ってくる粉じんについても除去することが可能です。

第2の特長として「e-kikubari」の換気は、第1種熱交換換気を採用し、一般的な換気(第3種換気※5)に比べ省エネルギーです。第3種換気は、室内の暖められた(冷やされた)空気をそのまま捨て、外の冷たい(暑い)空気をそのまま取り入れます。「e-kikubari」は第1種熱交換換気により、室内の暖められた(冷やされた)空気をそのまま捨てずに、これから取り入れられる新鮮な空気を暖める(冷やす)のに使用するため、より省エネルギーとなります。また、居室内に直接冷たい(暑い)外気をそのまま取り込まないため、第3種換気でありがちな換気口から冷気が入るような不快感が少なく、快適にお過しいただけるほか、換気を機械で行うことで、より確実に法令で定められた換気量を確保できます。

第3の特長として、「e-kikubari」は併用する冷暖房機器(ルームエアコンなど)をお客さまの住宅のご計画、お住まい方によって、お好みのものを別途購入してご使用いただけます。また、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)※6の認証取得を希望される場合、ZEH申請時に有利となる「熱交換換気」を選択でき、ZEH達成のために必要となる太陽光発電設備などの容量を小さくすることも可能です。

全館空気清浄 換気システム「e-kikubari」

全館空気清浄 換気システム「e-kikubari」

全館空気清浄 換気システム「e-kikubari」の特長

  • 家じゅうきれいな空気で安心
    家じゅうの空気を循環し、粉じんを除去する「電子式エアクリーナ」を搭載。
    PM2.5 を99%、浮遊ウイルスを99.99%以上除去する性能を有し、家全体をきれいな空気が循環します。

  • いつでも新鮮空気でさらに安心、省エネルギー
    第1種熱交換換気により、一般的な第3種換気に比べ冷暖房のエネルギーが低減できます。
    さらに、居室内に直接冷たい(暑い)外気をそのまま取り込まないため、不快感が少なく快適です。
    また、換気を機械で行うことにより、より確実に法令で定められた換気量を確保できます。

  • 選べる冷暖房スタイル、ZEHにも対応
    「e-kikubari」は、ルームエアコンなど、お好みの市販の冷暖房器具との併用が可能です。
    お客さまの住まい方やご予算、ZEH取得のご意向などに応じて冷暖房をご計画いただけます。

■商品の詳細はこちら
https://www.kikubari.com

当社は全館空調システムに加え、本製品により、より多くのお客さまに対し、住宅内での快適、健康、安心に向けた暮らしの提案を積極的に展開してまいります。
当社はazbilグループの企業理念である「人を中心としたオートメーション」の下、持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献と持続的な成長を目指し、社会課題の解決と地球環境に貢献する製品・サービスを提供してまいります。

※1 第1種換気は給気、排気ともに機械換気で行う換気方式です。強制的に換気を行うため、空気の循環をより確実に行えます。換気装置には熱交換機能をもつ場合があります。

※2 全館空調システム「きくばり」は一つのシステムで、冷房・暖房・換気・空気清浄・除湿の五つの働きをする家庭用空調システム。24 時間・365 日、家全体を快適な空気に保ちます。

※3 本試験では換気等による屋外からの新たな粒子の侵入は考慮しておりません。PM2.5とは2.5㎛以下の微小粒子状物質の総称です。本製品(電子式エアクリーナ付)では0.1㎛未満の微小粒子物質については除去の確認ができていません。また空気中の有害物質のすべてを除去できるものではありません。32㎥(約8畳)の密閉空間での効果であり、実使用空間での結果ではありません。試験方法:日本電機工業会 自主基準(HD-128)判定基準:0.1㎛~2.5㎛の微小粒子物質を32㎥(約8畳)の密閉空間で99%除去する時間が90分以内であること。32㎥(約8畳)の試験空間に換算した値です。

※4 エアクリーナによる浮遊ウイルスの除去性能評価試験
・試験方法:一般社団法人 日本電機工業会 JEM1467「家庭用空気清浄機」付属書D「浮遊ウイルスに対する除去性能試験」を参考に、試験品による浮遊ウイルスの除去性能を求めた。
・試験品:電子式エアクリーナ天井設置タイプ 型番: FKR21F401V1E
・試験機関:一般財団法人 北里環境科学センター(報告書 No. 北生発 2021_0665号)
・本製品は医療機器ではありません。ウイルスによる感染予防を保証するものではありません。また空気中のウイルスのすべてを除去できるものではありません。
・本試験では換気等による屋外からの新たな粒子やウイルスの侵入は考慮しておりません。25 ㎥(約6 畳)の密閉空間での効果であり、実使用空間での結果ではありません。

※5 第3種換気は排気を機械で行い、給気は自然に任せる換気方式です。住宅において一般的に使われている換気方式です。

※6 ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。(環境省ホームページより https://www.env.go.jp/earth/ondanka/zeh/h30.html


※「e-kikubari」は、アズビル株式会社の商標です。
 「きくばり」は、アズビル株式会社の商標です。

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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