JCSS校正事業者として、新たに認定取得および認定範囲拡大 - 高度化していくプロセスに対応した流量・流速、圧力の校正が可能に -

2023年10月17日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内 2-7-3 社長:山本清博)は、JCSS(Japan Calibration Service System、計量法に基づく校正事業者登録制度)の校正事業者として登録されている当社技術標準部計測標準グループが、流量・流速(微小用流量計)に加えて流量・流速(気体用流量計)についても、新たに登録・認定されたこと、また、圧力(真空計)について、その登録・認定範囲を拡大したことをお知らせいたします。

JCSSは1993年の改正計量法施行により、高精度の計測や品質管理の信頼性確保を目的として設立されました。独立行政法人 製品評価技術基盤機構 認定センターの審査により「品質システムの保有」「技術的能力の保有」「校正施設・機器の保有」等の要件を含む国際規格ISO/IEC17025に適合する事業者をJCSS校正事業者として登録する制度です。

当社技術標準部計測標準グループは、1996年に計測標準室を開設、2004年にはJCSS校正事業者(登録番号0155)として登録・認定されるなど、温度・電気・湿度・圧力をはじめとする高度な計測技術によりazbilグループの「正しい計測」を支えています。

このたび、新たにMRA*1対応にて登録・認定された範囲を含めて、以下の計測範囲が当社の登録区分となりました。これらは国内トップレベルの校正測定能力*2となっています。


区分 計測器による計測範囲
流量・流速 気体用流量計(臨界ノズル) 0.1 L/min~200 L/min
気体用流量計(流量計)   0.1 L/min~500 L/min
圧力 真空計 0.1 Pa~133.32 kPa

これらの認定により国際的にも通用する計測トレーサビリティの体制を構築したことで、当社が販売しているデジタルマスフローコントローラ 形 MQV・形 F4Q・形 F4H、気体用マスフローメータ 形 CMS、サファイア隔膜真空計 形 V8などの製品の品質に、より高い信頼性を付与できるようになりました。

当社はazbilグループの理念である「人を中心としたオートメーション」の下、技術と品質の訴求に勤しみ、お客さまの価値向上に貢献する製品を提供してまいります。


対象製品

デジタルマスフローコントローラ 形 MQV

デジタルマスフローコントローラ 形 MQV

デジタルマスフローコントローラ 形 F4Q

デジタルマスフローコントローラ 形 F4Q

小型デジタルマスフローコントローラ 形 F4H

小型デジタルマスフローコントローラ 形 F4H

気体用マスフローメータ 形 CMS

気体用マスフローメータ 形 CMS

サファイア隔膜真空計 形 V8

サファイア隔膜真空計 形 V8

*1 MRA (Mutual Recognition Arrangement):多国間の相互承認。
*2 独立行政法人 製品評価技術基盤機構のJCSS登録事業者の登録数値による(2023年10月17日現在)。

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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アズビル株式会社 コミュニケーション部広報グループ
TEL:03-6810-1006