アズビル、クラウド型バルブ解析診断サービス「Dx Valve Cloud Service」を三菱ガス化学株式会社3生産拠点に提供 - 高度な安定・安全操業を可能とする「SMART-FACTORY」の実現に貢献 -

2023年11月29日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、三菱ガス化学株式会社新潟工場(新潟県新潟市)、鹿島工場(茨城県神栖市)、浪速製造所(大阪府大阪市)の3つの生産拠点に2024年春に向けて順次「Dx*1 Valve Cloud Service」を提供していくことをお知らせします。

「Dx Valve Cloud Service」は、バルブの解析診断結果や運転中の稼働データをWebコンテンツで提供するクラウド型バルブ解析診断サービスです。プラントや工場で稼働するバルブの健全性を診断し、その結果を可視化することによって、生産設備の安定化や保安力強化に貢献します。

三菱ガス化学株式会社では、中期経営計画「Grow UP 2023」に基づき、デジタル技術を活用した生産部門や間接部門の業務効率化と最適化を図る「SMART-MGC」プロジェクトを開始し、生産部門においては、従来の手法で実現が難しかった高度な安定・安全操業を可能とする「SMART-FACTORY」の実現に取り組んでいます。

調節弁稼働データはクラウドへ送信され、CBMによる調節弁の整備計画策定を行う。

調節弁稼働データはクラウドへ送信され、CBMによる調節弁の整備計画策定を行う。

その取組みの中で同社は、以前より当社の調節弁メンテナンスサポートシステム PLUG-IN Valstaffを利用することで、調節弁の内部への異物付着による作動不良の早期発見や、プロセスを安定に制御させるための調節弁の仕様見直し等に活用してきました。
今回、同社が「Dx Valve Cloud Service」導入を決めた要因は、Webコンテンツ上で調節弁の状態における解析診断レポートが毎週出力され、いつでも閲覧可能となること、今まで以上に調節弁の状態異常の早期発見・原因特定が容易であること、予期せぬ突発トラブルの未然回避につながること、などが挙げられます。
今後、同社は生産設備で稼働している重要な調節弁を中心に「Dx Valve Cloud Service」の導入範囲をさらに拡張し、調節弁の整備計画を時間基準保全(TBM: Time Based Maintenance)から状態基準保全(CBM: Condition Based Maintenance)へ移行することで、メンテナンス時期・費用の最適化を計画しています。また、同時に生産設備の安全・安定運転の継続を実現させることも目指しています。

azbilグループは「人を中心としたオートメーション」の理念の下、持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献と持続的な成長を目指し、今後も社会的課題やお客さまのニーズに対応した製品・サービスを提供してまいります。

商品の詳細はこちら

Dx Valve Cloud Service
https://aa-industrial.azbil.com/ja/products/service/control-valve-solution/services/dx-valve-cloud-service

導入工場

三菱ガス化学株式会社 新潟工場

三菱ガス化学株式会社 新潟工場

三菱ガス化学株式会社 浪速製造所

三菱ガス化学株式会社 浪速製造所

菱ガス化学株式会社 鹿島工場

三菱ガス化学株式会社 鹿島工場

*1 「Dx」とは医療分野で「診断」を意味する「Diagnosis」の略称。バルブの健康状態を把握し、お客さまにバルブを常に安全にお使いいただくことをこの言葉に込めています。

※Valstaffは、アズビル株式会社の商標です。

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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アズビル株式会社 アドバンスオートメーションカンパニーSSマーケティング
コミュニケーション企画グループ 電話:0466-52-7040